家族の呼びかけを聞き逃さないゲーミングイヤホン|子育て世代に合う「耳をふさがない」選び方
※記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
「ゲーム中に子どもから呼ばれていたのに、まったく気づかなかった」
「インターホンや泣き声を聞き逃しそうで、イヤホンを着けたまま遊ぶのが不安」
「家族と同じ部屋にいると、話しかけられるたびにイヤホンを外さなければならない」
子育てをしながらゲームを楽しんでいると、ゲーム音だけに集中できればよいとは限りません。
敵の足音やキャラクターのセリフはしっかり聞きたい。でも、子どもの泣き声や家族からの呼びかけ、インターホンなど、生活に必要な音まで聞こえなくなるのは困りますよね。
私も、子どもが寝た後にゲームをするときは、テレビから音を出さずにイヤホンを使うようになりました。イヤホンを使うと小さな環境音やセリフまで聞き取りやすくなり、ゲームが以前より面白くなったと感じます。
その一方で、ゲームへ集中するほど、家族から話しかけられても反応が遅れてしまうことがありました。
子どもを起こさないためにイヤホンを使っているのに、今度は子どもの声を聞き逃しそうになる。ゲームを楽しみたいだけなのに、家族へ申し訳ない気持ちになることもあります。
このような悩みがある人に検討してほしいのが、耳穴をふさがずに音を聞けるオープンイヤー型イヤホンです。
耳をふさがないため、ゲーム音を聞きながら、家族の声や生活音にも気づきやすくなります。ヘッドセットのように頭や耳の周りを覆わないので、重さや蒸れを避けたい人にも向いています。
ただし、オープンイヤー型ならどれを選んでもゲームに向いているわけではありません。
Bluetoothによる音の遅れ、ゲーム機との接続方法、マイクの対応状況、音漏れなど、購入前に確認したい点があります。
この記事では、子育て中に「耳をふさがないゲーミングイヤホン」を使うメリットと、後悔しない選び方を解説します。後半では、家族の呼びかけを聞き逃したくない人へおすすめしたいイヤホンを5つ紹介します。
※価格、在庫、対応機器、機能、バッテリー時間などは変更される場合があります。購入前にメーカーと販売店の最新情報をご確認ください。
子育て世代が「耳をふさがないゲーミングイヤホン」を選びたい理由

子育て中のゲームでは、音質や定位感だけでなく、周囲の状況へ気づけることも大切です。
一人で過ごしている時間なら、イヤホンで外の音を遮り、ゲームの世界へ没入しても問題はないでしょう。
しかし、小さな子どもや家族と一緒に暮らしていると、ゲームをしている間にも聞き逃したくない音があります。
子どもの泣き声や家族の呼びかけへすぐ反応できる
カナル型イヤホンは、イヤーピースを耳穴へ入れて密閉する構造です。
周囲の雑音を抑え、ゲーム音へ集中しやすいメリットがある一方、子どもの小さな声や離れた部屋からの呼びかけに気づきにくくなることがあります。
さらにノイズキャンセリングを使用すると、エアコンや換気扇などの音だけでなく、生活の中で聞こえていた小さな物音まで気にならなくなります。
ゲームへの没入感は高まりますが、子育て中には、その静かさが不安につながるかもしれません。
オープンイヤー型イヤホンは、耳穴を密閉せず、その周囲から音を届けます。家族の声やドアが開く音などが自然に耳へ入るため、ゲームをしながら周囲の変化へ気づきやすくなります。
もちろん、オープンイヤー型でもゲーム音を大きくしすぎれば、小さな声を聞き逃す可能性があります。
大切なのは「耳をふさがないイヤホンを着ければ絶対に安心」と考えることではありません。家族の声が聞こえる音量を保ちながら、ゲーム音も楽しめる環境を作ることです。
家族と同じ部屋でも会話のたびにイヤホンを外さなくていい
リビングでゲームをしていると、家族から何気なく話しかけられることがあります。
密閉型イヤホンを使っていると、相手が話していることには気づいても、内容まで聞き取れない場合があります。そのたびにゲームを止めて、イヤホンを外し、聞き返すのは少し面倒です。
一時停止できるRPGならまだ対応しやすいですが、オンラインゲームや戦闘中には、すぐ手を離せないこともあります。
オープンイヤー型なら、耳穴が開いているため、イヤホンを着けたまま会話しやすくなります。
ゲームを完全に中断せずに返事ができ、家族からも「何度呼んでも反応しない」と思われにくくなります。
私は、ゲームの時間と家族の時間を完全に切り離す必要はないと思っています。同じ部屋でそれぞれ好きなことをしながら、必要なときには自然に会話できる。その距離感のほうが、ゲームを気兼ねなく続けやすくなります。
ヘッドセットの重さや蒸れからも解放されやすい
耳をふさがないイヤホンは、家族の声を聞きやすいだけでなく、ヘッドセットの重さや蒸れを避けやすいこともメリットです。
ゲーミングヘッドセットは音の迫力やマイクの使いやすさに優れていますが、長時間使用すると頭頂部、首、肩、こめかみなどへ負担を感じることがあります。
夏場や暖房の効いた部屋では、イヤーパッドの内側に熱がこもり、耳の周りが蒸れることもあります。
子どもに呼ばれて立ち上がったり、家事の続きをしたりするときには、大きなヘッドセットが邪魔に感じることもあるでしょう。
オープンイヤー型イヤホンは頭へ載せる必要がなく、耳の周りも覆いません。メガネのつるをイヤーパッドで押さえつけることもないため、メガネをかけて遊ぶ人にも向いています。
ヘッドセットからイヤホンへ替えたときの音質やマイク性能が気になる人は、ゲーム用ヘッドセットが重い・蒸れる人へ|ゲーミングイヤホンに替えて後悔しない比較ガイドも参考にしてください。
耳をふさがないイヤホンとは?カナル型・外音取り込みとの違い

「耳をふさがないイヤホン」と書かれていても、製品によって構造や音の届け方が異なります。
代表的なのは、耳穴の近くにスピーカーを配置するオープンイヤー型と、骨の振動を利用する骨伝導型です。
また、一般的なカナル型イヤホンに搭載されている外音取り込みモードも、周囲の声を聞く方法として利用できます。
それぞれにメリットと注意点があるため、違いを理解して選びましょう。
オープンイヤー型は耳穴の外側から音を届ける
オープンイヤー型は、耳穴へイヤーピースを差し込まず、耳の近くにあるスピーカーから音を届けるイヤホンです。
耳へ掛けるイヤーフック型、耳の外側へ挟むイヤーカフ型、中央が開いたリング型などがあります。
耳穴を物理的にふさがないため、イヤホンを外しているときに近い感覚で家族の声や生活音を聞けるのが特徴です。
周囲の音をマイクで拾って再生するのではなく、実際の声や物音がそのまま耳へ入ります。外音取り込みモード特有の機械的な聞こえ方が苦手な人にも向いています。
一方、一般的なカナル型イヤホンと比べると、低音の迫力や遮音性では不利になる場合があります。
周囲が騒がしい場所ではゲーム音が聞き取りにくくなり、音量を上げたくなることもあります。音量を上げすぎると家族の声も聞きにくくなり、オープンイヤー型のメリットが薄れてしまいます。
子育て中に使うなら、迫力を最優先するのではなく、小さめの音量でもセリフや効果音を聞き取りやすい製品を選ぶことが大切です。
骨伝導型も耳穴をふさがないが聞こえ方が異なる
骨伝導型イヤホンは、こめかみ付近の骨を振動させて、内耳へ音を伝えます。
耳穴が完全に開くため、家族の呼びかけやインターホンなど、周囲の音を確認しながら使いやすいのがメリットです。
左右のイヤホンがネックバンドでつながった製品も多く、家事をしながら動いても紛失しにくい利点があります。
ただし、一般的なイヤホンとは音の聞こえ方が異なります。
装着位置が少しずれるだけで音量や低音の感じ方が変わったり、大きな音で振動が気になったりすることがあります。後頭部へ回すネックバンドが、ソファやゲーミングチェアのヘッドレストに当たる場合もあります。
骨伝導型とオープンイヤー型のどちらが快適かは、耳の形、メガネ、椅子の背もたれ、遊ぶ姿勢によって変わります。
可能であれば、購入前に装着感を試しておきましょう。
外音取り込みモードは「耳をふさがない」とは別物
外音取り込みモードは、イヤホンに搭載されたマイクで周囲の音を拾い、ゲーム音や音楽と一緒に耳へ届ける機能です。
カナル型イヤホンでも周囲の声を聞けるため、ゲームの迫力と家族への気づきやすさを切り替えたい人には便利です。
しかし、イヤーピースで耳穴をふさいでいる点は変わりません。
イヤホンの電源が切れたときや、外音取り込みモードが無効になっているときは、周囲の声が聞こえにくくなります。マイクを通した声が不自然に聞こえたり、自分の声がこもって感じられたりする場合もあります。
反対に、ゲームへ集中したい時間にはノイズキャンセリングを使い、家族と同じ部屋では外音取り込みへ切り替えるという使い方もできます。
常に家族の声を聞いていたいならオープンイヤー型、必要に応じて遮音性を切り替えたいなら外音取り込み対応のカナル型が候補です。
外音取り込みとノイズキャンセリングの使用感が気になる人は、完全ワイヤレスイヤホンD45ANCのレビューも参考にしてください。
子育て中に後悔しないゲーミングイヤホンの選び方7つ

子育て中に使うイヤホンは、音質や価格だけでは選べません。
家族の声が聞こえることに加えて、ゲーム音の遅延、使用するゲーム機、装着感、音漏れなども確認する必要があります。
購入してから「呼びかけは聞こえるけれど、ゲームでは使いにくい」と後悔しないよう、7つのポイントを確認しましょう。
選び方1|小さな声が自然に聞こえる開放型を選ぶ
最初に確認したいのは、本当に耳穴が開いた状態で使えるかどうかです。
商品ページに「ながら聴き」「周囲の音が聞こえる」と書かれていても、外音取り込み機能を使うカナル型イヤホンの場合があります。
家族の声をできるだけ自然に聞きたいなら、オープンイヤー型、イヤーカフ型、リング型、骨伝導型など、耳穴を物理的にふさがない製品を選びましょう。
ただし、同じオープンイヤー型でも、スピーカーの位置によって周囲の音の聞こえ方が変わります。
耳へ近づけるほどゲーム音は聞き取りやすくなりますが、音量が大きいと家族の声がゲーム音に埋もれます。店頭で試せる場合は、イヤホンを装着した状態で人の声が聞き取れるか確認してみてください。
選び方2|遊ぶゲームに合う遅延の少なさを確認する
ワイヤレスイヤホンでは、ゲーム画面より少し遅れて音が聞こえることがあります。
RPG、シミュレーション、アドベンチャーゲームでは、わずかな遅延があっても遊びにくさを感じない場合があります。
一方、FPS、TPS、格闘ゲーム、音楽ゲームなど、映像と音のタイミングが重要なゲームでは、遅延が操作感へ影響します。
ゲームモードや低遅延モードを搭載した製品なら、一般的なBluetooth再生よりも映像と音を合わせやすくなります。
ただし、「低遅延」と書かれていても、すべてのスマートフォンやゲーム機で同じ性能を発揮できるとは限りません。低遅延モードを利用できる条件や対応コーデックも確認しましょう。
家族の声を聞きながらRPGを遊ぶことが目的なら、低遅延機能だけで候補を絞り込む必要はありません。自分がよく遊ぶゲームに必要な性能を考えることが大切です。
選び方3|Switch 2・PS5・PCとの接続方法を確認する
Bluetoothイヤホンは、スマートフォンで使えればすべてのゲーム機でも使えるわけではありません。
ゲーム機によって、Bluetoothオーディオへの対応、マイク入力、USBトランスミッターの利用条件が異なります。
Switch 2ではBluetoothイヤホンからゲーム音を聞けますが、Bluetooth接続したイヤホンのマイク入力には制限があります。
PS5で一般的なBluetoothイヤホンを使う場合は、USBトランスミッターやテレビ側のBluetooth機能が必要になることがあります。
PCではBluetooth接続しやすいものの、通話用マイクを同時に使うと音質や遅延の状態が変わる場合があります。
購入前には「Bluetooth対応」だけで判断せず、利用するゲーム機の名前が対応機器として記載されているか確認してください。
選び方4|耳掛け型とイヤーカフ型の装着感を比較する
オープンイヤー型には、耳へ掛けるタイプと、耳の外側へ挟むタイプがあります。
イヤーフック型は、耳の後ろへフックを回すため装着位置が安定しやすく、家事や子どもの対応で立ち上がってもずれにくいのがメリットです。
一方、メガネのつるとフックが重なり、耳の後ろが窮屈になる場合があります。
イヤーカフ型は、耳の横へ挟むだけなので、耳穴にも耳の後ろにも圧迫を感じにくい製品があります。見た目が小さく、着けたまま家族と会話しやすいことも魅力です。
ただし、耳の厚みや形によっては挟まれている場所が痛くなったり、装着位置がずれたりする可能性があります。
長時間使用時の耳の痛みが心配な人は、40代・50代はゲーミングイヤホンで耳が痛い?3時間のRPGでも疲れにくい選び方7つも参考にしてください。
選び方5|家族の近くで使うなら音漏れを確認する
オープンイヤー型は耳穴を密閉しないため、カナル型より音漏れしやすい傾向があります。
子どもが隣で寝ているときや、家族が同じ部屋でテレビを見ているときは、イヤホンから漏れる音が気になるかもしれません。
指向性を工夫して音を耳元へ届ける製品や、音漏れ抑制技術を搭載した製品もありますが、音漏れが完全になくなるわけではありません。
購入後は、普段ゲームを遊ぶ音量に設定し、家族にどの程度聞こえるか確認してもらいましょう。
聞き取りにくいからと音量を上げ続けると、家族の声が聞こえなくなるだけでなく、オープンイヤー型を選んだ意味も薄れてしまいます。
ゲーム側の設定でBGMを少し下げ、セリフや効果音を上げると、イヤホン全体の音量を抑えながら必要な音を聞きやすくできます。
選び方6|マイクとマルチポイントを確認する
オンラインゲームやDiscordを利用するなら、マイク性能も確認しましょう。
オープンイヤー型イヤホンの多くは通話用マイクを搭載していますが、マイクと口の距離が離れているため、ヘッドセットのブームマイクとは聞こえ方が異なります。
生活音、テレビ、キーボードの音などを拾う可能性もあります。家族が同じ部屋にいる状態でボイスチャットをするなら、マイクのノイズ低減機能も確認したいところです。
ただし、マイクを搭載していても、接続先のゲーム機で利用できるとは限りません。
マルチポイントは、2台の機器へ同時に接続できる機能です。PCでゲームをしながらスマートフォンの着信を待ちたいときや、ゲーム機とタブレットを切り替えて使いたいときに便利です。
すべての組み合わせで同時再生できるわけではないため、「2台へ接続できること」と「2台の音を同時に聞けること」は分けて確認してください。
選び方7|バッテリーと物理ボタンの使いやすさを見る
完全ワイヤレスイヤホンの再生時間を見るときは、充電ケースを含む合計時間だけでなく、イヤホン単体で何時間使えるか確認しましょう。
ケース込みで40時間使える製品でも、イヤホン単体の再生時間が短ければ、ゲームの途中で充電が必要になることがあります。
長編RPGやオンラインゲームを長時間遊ぶ人には、イヤホン単体で8時間以上を目安に比較すると分かりやすいでしょう。
操作方法も重要です。
子どもから呼ばれたとき、すぐゲーム音を止めたり、音量を下げたりできる製品なら慌てず対応できます。
タッチ操作は軽く触れるだけで使えますが、髪を直したときや装着位置を調整したときに誤操作する場合があります。
押した感覚が分かりやすい物理ボタンは、画面を見たまま確実に停止したい人に向いています。
家族の声を聞き逃したくない人におすすめのゲーミングイヤホン5選

ここからは、ゲームをしながら家族の声や生活音も聞きたい人へおすすめのイヤホンを5つ紹介します。
今回紹介する製品は、すべてがゲーミング専用品というわけではありません。
低遅延性能だけで順位を決めるのではなく、周囲の声の聞きやすさ、装着感、バッテリー、音漏れ、日常での使いやすさを含めて選んでいます。
| 製品 | 装着方式 | 低遅延機能 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| Victor HA-NP1T | イヤーカフ型 | 低遅延モードあり | ゲーム用途を優先したい |
| Sony LinkBuds Open | リング型 | 専用ゲームモードなし | 家族の声を自然に聞きたい |
| Shokz OpenFit 2 | 耳掛け型 | 専用ゲームモードなし | 長時間の装着感とバッテリー重視 |
| nwm DOTS | 耳掛け型 | 専用ゲームモードなし | 音漏れと通話性能も重視 |
| Panasonic RB-F10D | 耳掛け型 | 専用ゲームモードなし | 家事・育児との併用を重視 |
Victor HA-NP1T|低遅延モードを重視するゲーム派におすすめ
Victor HA-NP1Tは、耳の外側へ挟むイヤーカフ型のワイヤレスイヤホンです。
耳穴をふさがないため、ゲーム音を聞きながら家族の声やインターホンにも気づきやすくなります。
今回紹介する5製品の中で、とくにゲーム用途で注目したいのが低遅延モードです。
一般的なBluetoothイヤホンでは、キャラクターが攻撃した少し後に効果音が聞こえることがあります。HA-NP1Tでは低遅延モードを利用できるため、動画やゲームで映像と音のずれを抑えたい人が比較しやすい製品です。
操作には物理ボタンを採用しています。
子どもに呼ばれたとき、イヤホンへ触れたつもりが反応しなかったり、別の操作が実行されたりするのは困ります。押した感覚が分かる物理ボタンなら、再生停止や機能の切り替えを確認しやすくなります。
音の聞こえ方を変更できるサウンドモードも搭載されています。ゲームの種類や周囲の環境に合わせて、聞きやすい設定を探せるのは便利です。
注意点は、イヤーカフ型の装着感に個人差があることです。
耳の厚みや形によっては、長時間使用したときに挟まれている場所が気になる可能性があります。できれば購入前に試着し、頭を動かしてもずれないか確認しましょう。
「家族の声を聞きたいけれど、ゲームの遅延もできるだけ抑えたい」という人が、最初に比較したい製品です。
Sony LinkBuds Open|呼びかけを自然に聞きたい人におすすめ
Sony LinkBuds Openは、中央に穴が開いたリング型ドライバーユニットを採用した完全ワイヤレスイヤホンです。
耳穴を密閉せず、リングの中央から周囲の音が自然に入る構造になっています。
マイクで外の音を取り込む方式ではないため、家族の声や自分の声が不自然に響きにくいことが魅力です。
子どもが近づいてくる音、ドアが開く音、キッチンから呼ばれる声など、ゲーム中にも生活の気配を感じていたい人に向いています。
本体がコンパクトで、耳穴をイヤーピースで押し広げないため、カナル型の圧迫感が苦手な人にも候補になります。
一方、専用の低遅延ゲームモードを搭載したゲーミングイヤホンではありません。
物語をじっくり楽しむRPG、シミュレーション、アドベンチャーゲームでは使いやすい一方、音のタイミングが勝敗へ直結するFPSや音楽ゲームでは、遅延の感じ方を確認したいところです。
本体を安定させるフィッティングサポーターも、耳の形との相性があります。耳へ正しく収まらないと、音が小さく感じたり、動いたときにずれたりする可能性があります。
低遅延性能よりも、「イヤホンを着けたまま家族と自然に会話できること」を優先する人へおすすめです。
Shokz OpenFit 2|長時間ゲームと普段使いを両立したい人におすすめ
Shokz OpenFit 2は、耳の後ろへフックを掛けて使うオープンイヤー型イヤホンです。
イヤホン単体で最大11時間、充電ケースを使用すると合計最大48時間の再生が案内されています。長編RPGを休日にじっくり遊ぶ人や、ゲーム以外の時間にも使いたい人が比較しやすい製品です。
柔らかいシリコン素材で耳を包むように装着するため、耳穴へイヤーピースを入れる圧迫感がありません。
家族から呼ばれて立ち上がったり、子どもの様子を見に移動したりしても、耳掛け型なら装着位置を保ちやすくなります。
物理ボタンを搭載しているのも、子育て中には便利です。急に話しかけられたときでも、ボタンを押して再生を停止しやすく、タッチ操作の誤反応も避けやすくなります。
マルチポイントにも対応しているため、PCとスマートフォンなど、2台の機器を切り替えながら使いたい人にも向いています。
注意点は、メガネとの相性です。
耳掛け部分とメガネのつるが重なると、耳の後ろが窮屈になる場合があります。マスクも同時に着けることが多い人は、フック周辺に負担が集中しないか確認しましょう。
また、ゲーム専用の低遅延モデルではありません。反応速度を競うゲームより、RPGやシミュレーションなど、長時間の快適さを重視するゲームに向いています。
nwm DOTS|音漏れと通話のしやすさも気になる人におすすめ
nwm DOTSは、NTTの音響技術を活用したオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンです。
メーカーはイヤホンではなく「耳スピーカー」と表現しており、耳穴をふさがずに音を楽しめます。
特徴は、音を耳元へ閉じ込めるPSZ技術です。
オープンイヤー型で気になりやすい音漏れを抑える設計なので、家族が同じ部屋にいる状態で使いたい人に向いています。
もちろん、音漏れが完全になくなるわけではありません。静かな部屋や子どもが寝ている近くでは、実際の使用音量で確認する必要があります。
イヤホン単体の再生時間は約8時間、充電ケース込みでは最大32時間です。マルチポイントにも対応し、2台のBluetooth機器へ接続できます。
通話では複数のマイクと音声処理を利用し、周囲の雑音を抑えながら話し声を届ける設計です。ゲームだけでなく、在宅勤務のオンライン会議やスマートフォンの通話にも使いたい人には便利でしょう。
片耳の質量は約8gです。テールチップやテールフックで装着感を調整できますが、耳の形によって最適な位置は異なります。
専用のゲーミングモードは案内されていないため、FPSや音楽ゲームより、家族の近くでRPGを遊んだり、PCゲームと通話を両立したりする使い方に向いています。
Panasonic RB-F10D|家事や育児をしながら使いたい人におすすめ
Panasonic RB-F10Dは、家事や育児との相性を重視したい人へ紹介しやすいオープンイヤー型イヤホンです。
メーカーも、耳をふさがず周囲の音を自然に聞けるため、家事や育児を含む幅広い場面で活用できると案内しています。
耳の形に沿って掛けるシリコン製イヤーフックを採用し、動いたときにも装着位置を保ちやすい設計です。
ゲーム中に子どもから呼ばれ、別の部屋へ移動するときにも、そのまま使いやすいでしょう。
連続再生時間は最大7時間です。長編RPGを一日中遊ぶ人には少し短く感じる可能性がありますが、子どもが寝た後に2~3時間遊ぶ使い方なら候補になります。
通話時に自分の声を相手へ届けやすくするENCを搭載し、2台の機器へ同時接続できるマルチポイントにも対応しています。
キッチン周辺で使う場合に便利なIPX4相当の防滴性能も備えています。ただし、充電ケースを含めた完全防水ではないため、水へ落としたり、流水で洗ったりしないよう注意してください。
専用の低遅延ゲームモードはありません。
アクション性の高いゲームより、RPG、シミュレーション、アドベンチャーゲームなど、家族の様子を確認しながら落ち着いて遊びたい人に向いています。
Switch 2・PS5・PCで使う前に知りたい接続と遅延の注意点

耳をふさがないイヤホンを購入しても、ゲーム機へ正常に接続できなければ使用できません。
とくにBluetoothイヤホンでは、音声出力とマイク入力を分けて確認する必要があります。
商品名に「ゲーミング」と書かれているかだけでなく、自分が使うゲーム機と接続方法を確認しましょう。
Switch 2はBluetooth接続とマイク入力を分けて考える
Switch 2では、Bluetoothイヤホンを登録してゲーム音を聞けます。
ただし、Bluetooth接続したイヤホンのマイクを、ゲームチャットでそのまま利用できるとは限りません。
「ゲーム音は聞こえるのに、自分の声が相手へ届かない」という場合、イヤホンの故障ではなく接続方法による制限の可能性があります。
ゲームチャットでは、Switch 2本体の内蔵マイクを使う方法や、対応するUSB機器を利用する方法があります。
また、Bluetoothイヤホンがスマートフォンへ自動接続されていると、Switch 2の検索画面へ表示されない場合があります。
普段スマートフォンと一緒に使っている人は、スマートフォン側のBluetoothを一時的に切り、イヤホンをペアリングモードへ入れ直してみましょう。
詳しい接続方法や音が出ないときの確認項目は、Switch 2でゲーミングイヤホンが使えない?音が出ない原因と直し方で解説しています。
PS5ではBluetoothイヤホンを直接使えない場合がある
PS5では、一般的なBluetoothイヤホンを本体へ直接接続してゲーム音を聞く方法が利用できない場合があります。
USBトランスミッターを接続する方法や、テレビ・モニター側のBluetooth機能を使う方法がありますが、遅延やマイク入力の対応状況は接続方法によって異なります。
テレビ側のBluetoothへ接続するとゲーム音を聞けても、イヤホンのマイクはPS5へ入力されない場合があります。
ゲームチャットを利用する人は、音が聞こえるかだけでなく、マイク入力にも対応しているか確認してください。
PCではBluetoothイヤホンを接続しやすいものの、マイクを同時に使用すると再生音質が変わる場合があります。
低遅延を重視する場合は、Bluetoothだけでなく、専用USBドングルを利用する2.4GHz接続の製品も候補です。
FPSや音楽ゲームでは低遅延製品も比較する
オープンイヤー型イヤホンの大きなメリットは、家族の声を聞きながらゲームを楽しめることです。
しかし、遅延が勝敗へ影響するゲームでは、周囲の声の聞きやすさだけで製品を選ぶと後悔する可能性があります。
FPSで足音や銃声のタイミングを重視する人、音楽ゲームで映像と音を合わせたい人、格闘ゲームで効果音の遅れが気になる人は、低遅延モードや2.4GHz接続を確認しましょう。
家族が起きている時間はオープンイヤー型、一人で集中できる時間は低遅延のゲーミングイヤホンという使い分けもできます。
低遅延性能を優先する人は、XROUND AEROの実機レビューも参考にしてください。
RPGを中心に遊ぶ人は、わずかな遅延だけにこだわるより、装着感やセリフの聞きやすさを優先したほうが満足できる場合があります。
RPG向けの音選びについては、ゲーミングイヤホンはFPS専用じゃない|RPGのBGM・セリフがもっと楽しめる選び方で詳しく紹介しています。
子育て中にゲーミングイヤホンを安全・快適に使うコツ

耳をふさがないイヤホンを選んでも、使い方によっては家族の声を聞き逃します。
製品の性能だけに頼らず、音量、ゲーム内設定、家族とのルールも見直しましょう。
少し工夫するだけでも、家族への気配りと自分のゲーム時間を両立しやすくなります。
家族の声が聞こえる音量を最初に決める
新しいイヤホンを使い始めたら、最初に家族の声が聞こえる音量を確認しましょう。
普段ゲームをする位置へ座り、家族に少し離れた場所から話しかけてもらうと分かりやすくなります。
正面からの声は聞こえても、キッチン、廊下、隣の部屋からの声は聞き取りにくい場合があります。
ゲーム音が小さく感じるときは、イヤホン全体の音量を上げる前に、ゲーム内のサウンド設定を調整してみてください。
BGMを少し下げ、セリフ、システム音、重要な効果音を上げると、小さな音量でも必要な情報を聞き取りやすくなります。
ゲームごとに設定を保存できるなら、家族と一緒にいるとき用の音量を決めておくと便利です。
オープンイヤー型であっても、周囲の音へ必ず気づけるわけではありません。夢中になっていると、物理的には聞こえていても意識へ入ってこないことがあります。
一定時間ごとに画面から目を離し、周囲の様子を確認することも大切です。
イヤホンだけに頼らず家族とルールを共有する
家族の声を聞き逃さないためには、イヤホン選びだけでなく、家族とのルールも役立ちます。
緊急の用事があるときは肩を軽くたたく、長時間プレイする前には家族へ伝えるなど、簡単な決め事を共有しておきましょう。
小さな子どもの見守りが必要な時間帯には、すぐ中断できるゲームを選ぶ方法もあります。
オンライン対戦のように離席しにくいゲームは、家族が落ち着いている時間に遊ぶ。子どもが起きている時間は、一時停止できるRPGやシミュレーションを遊ぶ。このようにゲームの種類を使い分けると、慌てる場面を減らせます。
耳をふさがないイヤホンは、家族の声へ気づきやすくする道具です。子どもの見守りや安全確認そのものを代わりに行ってくれるわけではありません。
「オープンイヤー型だから大丈夫」と油断せず、状況に応じてイヤホンを外す判断も必要です。
夜は音漏れとマイクの声量にも注意する
子どもが寝た後にゲームをするときは、イヤホンからの音漏れだけでなく、自分の話し声にも注意しましょう。
ボイスチャットをしていると、イヤホンから聞こえる相手の声に合わせて、自分の声も無意識に大きくなることがあります。
オープンイヤー型は自分の声がこもりにくいため、カナル型より声量を調整しやすい傾向があります。それでも、戦闘や対戦へ夢中になると声が大きくなる可能性はあります。
マイク感度を調整し、小さな声でも相手へ届く設定にしておきましょう。深夜にはボイスチャットを使わず、一人用ゲームへ切り替える方法もあります。
私がイヤホンを使い始めたきっかけも、夜のゲーム音で子どもを起こしたくなかったからです。
実際に使って感じた有線イヤホンの装着感やマイク性能は、アンサーゲーミングイヤホンのレビューで紹介しています。
まとめ|家族の声を聞きながら自分のゲーム時間も楽しもう

子育て中に使うゲーミングイヤホンは、音質や低遅延性能だけでなく、家族の声へ気づけることも大切です。
耳をふさがないオープンイヤー型なら、ゲーム音を楽しみながら、子どもの泣き声、家族の呼びかけ、インターホンなどの生活音を聞き取りやすくなります。
選び方の目安は次のとおりです。
- ゲーム時の遅延を優先するならVictor HA-NP1T
- 呼びかけの自然な聞こえ方を優先するならSony LinkBuds Open
- 長時間の装着感とバッテリーを重視するならShokz OpenFit 2
- 音漏れや通話性能も重視するならnwm DOTS
- 家事や育児との併用を優先するならPanasonic RB-F10D
ただし、オープンイヤー型でも音量を上げすぎれば、家族の声を聞き逃す可能性があります。ゲーム機との接続方法やBluetoothの遅延、マイクの対応状況も購入前に確認しましょう。
子育て中だからといって、大好きなゲームを完全に諦める必要はありません。
家族の声が自然に聞こえるイヤホンを選び、音量や遊ぶ時間を工夫すれば、家族への気配りと自分の楽しみを両立できます。

















