ラストレムナントリマスターをプレイした感想や評価をご紹介しています。
スクウェア・エニックスの完全新作RPGゲームであり、2008年11月20日にXbox360から発売されたタイトルのPS4版のリマスターです。圧倒的な集団戦によるバトルは一見の価値があります。難易度が高く癖のあるゲームタイトルですが新しいRPGの幕開けです。
ゲーム内容
スクウェア・エニックスの完全新作RPGゲームです。2008年11月20日にXbox360から発売されたタイトルのPS4版のリマスターです。
「ユニオン」と呼ばれる部隊に分かれて部隊ごとに命令を出し手に汗握る集団戦を繰り広げます。
「ユニオン」という部隊同士の戦闘シーンは最大70体による集団戦が激しく展開され、大軍勢を操り敵の大軍勢と戦うバトルシステムを採用しています。
戦況によって部隊のコマンドは変化し戦闘にリアルタイムで介入できるシステムを搭載しているので、今までのRPGゲームとは全く異なったバトルが楽しめます。
また物語は謎の物体である「レムナント」が力を持つ世界でその強大すぎる力ゆえに世界は戦乱へと変革していきます。
その中で主人公が立ち上がり世界の平和を取り戻すべく冒険を続ける新感覚RPGゲームです。
ジャンル | RPG |
開発元 | スクウェア・エニックス |
販売元 | スクウェア・エニックス |
発売日 | 「ラストレムナント」 Xbox360 2008年11月20日 「ラストレムナント リマスター」PS4 2018年12月6日 |
希望小売価格 | 4.378円(税込) |
対応機種 | PlayStation 4/Nintendo Switch |
あらすじ
遥か古代より「レムナント」と呼ばれる謎の物体が存在していました。
誰がいつ何のために造ったのか人々はそれを知ることもなく知る術もありませんでした。
ただひたすらに「レムナント」の持つ巨大な「力」を引き出し、利用し生き続けていました。
しかし大きすぎる力は世界の輪を少しずつ歪めていきました。
いつしか「レムナント」を持つ支配する者と支配される者とに分かれてしまいます。
永き戦乱の世へと足を踏み入れていきます。
それからおよそ1.000年が経ち物語は動き出します。
ゲーム評価
➊ストーリー・世界観:★★★★★5
謎の物体である「レムナント」を中心に神秘的な世界観を持っています。各国にはレムナントを持つ領主がおり様々な地域で国が存在しており独特な雰囲気を出しています。
❷バトルの面白さ:★★★★★5
ユニオン同士の集団戦のバトルはこのゲームの一番の醍醐味となります。状況に応じて部隊としてのバトルコマンドを選択することで、ユニオンを構成する各ユニットが指示のもとで行動していきます。難易度は高く癖のあるバトルシステムですが非常に面白いです。
❸育成要素:★★★☆☆3
キャラ育成も独特でありレベルの概念が存在しません。バトルを繰り返してステータスに応じた行動をすることで各キャラのステータスが上昇していく仕組みとなります。数字として把握できないので非常に分かりずらい印象です。
➍キャラの魅力度:★★★★☆4
敵味方関係なく個性強めなキャラが多く登場します。特にアスラム四将軍など功績を立てた者を顕彰した呼称があるキャラは魅力があります。
➎やり込み度:★★★☆☆3
やり込み要素はあまりありませんが、メインストーリー以外ではサブクエストなどがあります。
➏ボリューム:★★★☆☆3
プレイ時間はおよそ80時間でした。私の場合は探索をじっくり行うタイプなので通常よりも時間はかかっています。
総合評価:23/30
総合評価は23点でした。2008年に発売されたゲームタイトルとしては高得点ですね。バトルの斬新さは今でも記憶に残っています。
評価点
➊白熱する戦略的な集団バトル
❷奥が深いユニオン編成
❸個性強めな仲間との出会い
➍独創的で神秘的な世界観
➎レムナントの存在感
➊白熱する戦略的な集団戦バトル
「ラストレムナント」の一番の醍醐味は、誰が何と言おうとユニオン同士の集団戦を味わうことができる戦闘システムです。
ユニオンという部隊を組織しての戦闘が今までのRPGにはなかった斬新さが非常に面白いです。
通常のRPGゲームでは一人もしくはパーティーで冒険することになります。
一人の場合は自分で行動し、パーティーの場合は作戦や指示を出すことによりパーティーの行動指針を決めて冒険することになります。
ただこのゲームタイトルの戦闘システムは全く違います。
今までのバトルの常識を覆したと言ってもいいほどだと個人的には思っています。
この「ラストレムナント」はユニオンという部隊を組んで集団で戦闘することになります
個人個人での戦いではなくユニットを構成して部隊として戦闘に参加するのです。
これがたまらなく面白いです!
個々のキャラクターではなく部隊としてバトルコマンドを選択していくシステムとなります。
戦闘シーンでは味方や敵のユニオンの位置や距離、状況によって刻々と使えるバトルコマンドは変化していきます。
また通常のRPGゲームのバトルとは異なり、ラストレムナントのバトルコマンドは大まかな指示しか出来ません。
通常のRPGゲームだとキャラに応じて「たたかう」「魔法」「アイテム」などのコマンドを選択して、使いたい技や魔法、アイテムを使用することができます。
ラストレムナントの戦闘シーンではこの当たり前の個別のコマンド選択は出来ません。
刻々と変化していく戦闘状況の中で、ユニオンのバトルコマンドを選択することにより、ユニオンに所属するユニットがそのコマンドに応じた行動を実行していきます。
これが醍醐味でもあり、面白いところでもあり、難しいところでもあります。
ずっとRPGゲームをプレイしていますが、これほど戦闘で全滅したゲームタイトルはありません。
戦闘の難易度はRPGゲームの中でトップクラスだと思います。
集団戦なので状況を見極めながらの戦略的な戦闘をしなければ勝てません。
それほど難しいのですが、面白さも半端なく爽快感や達成感も満載です。
❷奥が深いユニオン編成
部隊を率いるリーダーを決めてその部隊に所属するユニット構成を決めます。
リーダーにより部隊の属性や特性が決まるので、その部隊の属性に合わせたユニットを選択していくのですがこれがものすごくハマります。
どういったユニット構成にするのか、誰をリーダーにするのか、誰と誰を組み合わせると一番相性が良いのかを考えるだけで非常に楽しかったです。
戦闘に勝つためにはユニオン編成をとことん練る必要があります。
本気で考えないと雑魚敵でさえ簡単に全滅します。
自分の好きなように部隊編成ができるので、プレイスタイルに合わせた編成を楽しむことが出来ました。
またユニオンを強くするにはユニオンの物理攻撃力や術法攻撃力、HP、APなどを高くなるユニットを編成しなければいけません。
ユニットの相性やユニットの戦闘スタイルに合わせてユニットを選ぶのは本当に楽しいです。
またユニットごとに陣形を選ぶことができます。
陣形によって部隊のスタンスを変更することができます。
物理攻撃型にしたり魔法特化型にしたり特殊攻撃特化にしたりと、自分好みの部隊に強化することができます。
今までのRPGゲームでは絶対に経験できないことを体験できます。
❸個性強めな仲間との出会い
現在のRPGゲームは主力が固定メンバーのゲームが増えています。
若干の入れ替えはありますが、ほぼ固定キャラで攻略していき、固定キャラの能力やプレイヤー個人の好みに合わせて育成をしていく仕組みが一般的です。
固定キャラを自由に育成することで、様々な戦闘スタイルを組み合わせることで自分好みのチームを作ることができます。
しかしこのゲームタイトルは固定メンバーではなく変動制でメンバーが常に変わっていきます。
もちろん主力メンバーはいますが自由にキャラを組み替えることが出来ます。
またある条件によって仲間なるキャラが非常に多く、メインストーリーを何も考えずに進めていくだけでは仲間にできないキャラも多く存在しています。
このキャラを積極的に仲間にしていく過程も楽しむことが出来ます。
この仕組みは人によって評価は分かれますが、私はこの仲間にする手間が非常に面白いです。
仲間を集めてチームを強くしていく昔ながらのRPGゲームを体感することができます。
➍独創的で神秘的な世界観
まずは世界観が非常に重厚で素晴らしいです。
「レムナント」という謎の物体が物語の中心となり、良くも悪くも物語は進んでいきます。
各国にはレムナントを持つ領主がおり、様々な地域で国が存在しています。
レムナントが国を守っている設定が今までのRPGゲームにはない斬新なストーリーだと感じます。
各国が独自の軍隊を持っており、強い国が弱い国を支配している世界です。
また世界観で言えばアスラム領主のダヴィットの下には、アスラム四将軍のトルガル、エマ、パグズ、ブロクターが仕えています。
こういった直属の部下が仕えている構図も非常に心が躍る設定です。
また4つの種族がおり都市の外観も非常に独特なものが多く、街を歩くだけでも楽しくなってきます。
キャラクタ―も敵味方問わず個性豊かでとにかくかっこいいキャラばかりです。
➎レムナントの存在感
始めて街に君臨する「レムナント」を見た時は驚愕しました。
大きさも想像以上でしたが、個々の能力や効果なども規格外で非常に感動をした記憶があります。
この「レムナント」という存在が非常に心が躍り興奮させてくれました。
レムナントは謎の物体なのですが、強大な力を持っています。
その強大な力の象徴であるレムナントを持っている人物が、力で支配するというのがラストレムナントの世界です。
レムナントという存在が、このラストレムナントの物語をより神秘的に面白くしています。
まとめ
ユニオン同士の集団戦は一番の醍醐味ですが戦闘時間は長くなります。
初めの頃は戦闘が斬新なので非常に面白いですが、終盤になると時間が気になるかもしれません。
そして戦闘の難易度は高いので全滅する機会が多くあります。
戦略的にキャラを育成していかないと戦闘に勝てなくなります。
またバトルは逃走が出来ないので強い敵と遭遇してしまったら、勝利か全滅かの選択肢しかありません。
そして全滅してしまったら最後のセーブポイントまで戻されるので、初心者のプレイヤーにとっては厳しい設定だと思います。
この戦闘システムは是非一度は経験してほしいです。
あの臨場感のある戦闘や部隊同士の熱い集団戦は他のRPGゲームでは絶対に味わえません。
是非一度はプレイしてみてください。