日商簿記3級を知識ゼロの私が合格した効果的な勉強方法をご紹介しています。
簿記検定には日商簿記、全商簿記、全経簿記の3種類あります。日商簿記が最も知名度が高く難易度も高いのが特徴となります。履歴書に記載することができるので就職や転職にもおすすめな資格となります。
日商簿記検定とは?
日本商工会議所が主催する資格試験のひとつです。
ビジネス関連では登竜門の資格とされており認知度の高い人気の資格となります。
1級・2級・3級・簿記初級・原価計算初級の5種類あります。
主に小売業や卸売業で使われる商業簿記を扱っています。
基本的な商業簿記を習得したうえで小規模企業で適切な経理処理を行うために必要なレベルとされています。
簿記3級以上であれば履歴書に記載する価値があるとされており、ビジネスにおいて最初に目指す資格とされています。
実務レベルで言えば、経理業務ではなくてもビジネスパーソンとして習得しておきたい必須の知識と言えます。
全商簿記検定とは?
全国商業高等学校協会が主催する検定試験です。
「簿記実務検定試験」が正式名称であり、主に商業高校の学生を対象とした試験となります。
1級・2級・3級の3種類あります。
学校で学習する内容となっており学生の理解度を図る試験となっています。
全商簿記1級の取得を推薦入試合格の最低ラインとする大学や短大もあります。
全経簿記検定とは?
全国経理教育協会が主催する簿記の検定試験です。
「簿記能力検定」が正式名称であり、主に経理専門学校の学生が受験する傾向にあります。
上級・1級・2級・3級・基礎簿記会計の5種類があります。
上級に合格すれば税理士試験の受験資格を得ることができます。
全経簿記の上級は日商簿記の1級と比較すると比較的難易度が低いと言われているので日商簿記と合わせて受験する人もいます。
簿記検定は3種類もあるので分かりにくかったですが、簿記検定を習得するなら日商簿記の一択ということですね♪
就職や転職に有利となり仕事に活かすことができます。
日商簿記3級を取ろうとした理由
大学を中退して運送会社に就職して約6年が経過した28歳の時にある一冊の本との出会いにより私の価値観は一変しました。
その本とは「金持ち父さん貧乏父さん」です。
いい大学を出て一流企業に就職することが当たり前とされてきた時代に、良い大学を出た専門家を使う側になる、お金を働かせる、という文言に驚き興奮した記憶があります。
このままでは運送会社にいる40代50代のくたびれた先輩が未来の私の姿であると気が付き愕然とした記憶もあります。
このままではいけないと強く決心し、まずは勉強して自分の人材価値を上げる努力をしました。
このような経緯でビジネスに必須な資格一覧みたいな本を購入して「日商簿記3級」から目指そうと決めたのが取ろうとした理由となります。
私には何も取り柄もなく自分自身に全く自身がなかったので、何か自分が何者なのかを証明できるような資格を取りたいと当時は考えていました。
合格するまで勉強した期間
私の合格までの勉強期間は約6カ月です。
推奨学習期間は約3ヵ月なのでものすごく時間がかかったことになります。
時間がかかった理由は第120回の日商簿記3級検定試験に落ちたからです。
約3ヵ月間しっかりと勉強したつもりでしたが、私の勉強方法が間違っていたことを気が付かせてくれた試験となります。
ちなみに私は日商簿記検定3級の第121回(2010年11月21日)に合格しています。
ブログでは80時間の勉強時間で合格したとか、30日の勉強期間で合格した記事を多く見かけますがマイペースが一番なので気にしないことですね♪
効果的な勉強法
➊テキストを一通り一読する
❷問題集を解く
➌問題集で間違った部分をテキストで復習する
❹❷と➌を繰り返す
➎試験日が近づいてきたら模擬試験をする
比較的簡単な資格だと言われているのが多いですがそんなことは全くありません。
もちろん経歴や職業により個人差はありますが、経理に全く携わったことがない私にとっては仕訳すら聞きなれない言葉であり難しかったと感じました。
ただし勉強すればするほど理解できるようになり問題を解くのが楽しくなりました。
試験によっては勉強しても理解できずに勉強することが苦しくなっていくこともありますが、この日商簿記3級は少しずつでも自分が成長している過程を実感できます。
勉強していてこれほど面白いと感じたことは初めてでした。
私の場合は仕事しながらだったので平日は一日2~3時間が限度でした。
時間が限られているので一番効率の良い勉強法を模索していました。
私が模索して構築した効果的な勉強法をご紹介します。
まずはテキストを購入したら一通り読み進めます。
テキストを読む時にやってはいけない時間の無駄となる行為は、読んでいる時に分からない箇所や理解できない部分をより詳しく調べることです。
詳しく調べた方が勉強になるのでは?と思った人は要注意です。
簿記3級はテキストのインプットはあまり意味がありません。
テキストを読んですぐに理解できる人は天才以外いません。
テキストはあくまで概要を掴む程度で読んでいくというスタイルが良いです。
テキストを読んだらあとはひたすら問題集を解きます。
問題集を解いてアウトプットすることで始めて理解を深めることができます。
そして理解できない部分や出来なかった部分はテキストを開いて復習するという流れが一番効率的で効果的な勉強法となります。
そして私はユーキャンの通信講座を活用しました。
ユーキャンの通信講座だからこそ私はたくさんの資格を得ることができたと今でも感謝しています。
時間がない社会人でも空いた時間を有効活用することが可能であり、自分の責任で時間を作ることを学べています。
そして自分で資格取得までの計画を立てて実行するという成功事例の勉強法が身体に浸透しており、今でもあらゆる事において役に立っています。
まとめ
今回は日商簿記3級の効果的な勉強方法をご紹介しました。
最後にもう一度日商簿記3級に合格する効果的な勉強法をまとめておきます。
- テキストを一通り一読する
- 問題集を解く
- 問題集で間違った部分をテキストで復習する
- ❷と➌を繰り返す
- 試験日が近づいてきたら模擬試験をする
日商簿記3級は独学でも合格可能なので、テキストや問題集などを購入してひたすら勉強することで合格することができます。
しかしやはりモチベーションの維持や安定した勉強計画などがないと勉強する意欲が湧かない人にとっては通信講座がおすすめとなります。
私も初めは独学でテキストを買って勉強しようとしましたが、どこを集中して勉強すればいいのか、どのように勉強すれば効果的なのか分かりませんでした。
そしてそれをまず調べるという無駄な時間が発生して勉強がはかどらなかった記憶があります。
お金はかかりますが、長い目で見れば通信講座の方が効率的に勉強ができます。