「ゲームを始めて1時間ほどすると、イヤホンが当たっている場所が痛くなる」

「若いころは気にならなかったのに、最近は長時間イヤホンを着けていられない」

「せっかく休日にRPGを遊んでいるのに、耳が痛くなって物語へ集中できない」

このような悩みを抱えている40代・50代の人は、決して少なくありません。

私もRPGが大好きで、休日には3時間以上続けて遊ぶことがあります。しかし、音質やスペックだけでイヤホンを選んでいたころは、耳の入口が痛くなり、ストーリーの途中でイヤホンを外すことがよくありました。

最初は「年齢のせいだから仕方がない」と考えていましたが、イヤーピースのサイズやイヤホンの形状、装着方法を見直したところ、以前より長時間快適に遊べるようになりました。

40代・50代だから、必ずゲーミングイヤホンで耳が痛くなるわけではありません。耳の痛みには、イヤーピースの大きさ、イヤホン本体の形、重量、音量、装着時間など、さまざまな要因が関係します。

この記事では、ゲーミングイヤホンで耳が痛くなる原因と、3時間のRPGでも疲れにくい製品の選び方を解説します。

記事の後半では、40代・50代におすすめしたいゲーミングイヤホンも5つ紹介します。耳の痛みを我慢している人や、次にどの製品を選べばよいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。

40代・50代がゲーミングイヤホンで耳を痛めやすい原因

40代・50代がゲーミングイヤホンで耳を痛めやすい原因

40代・50代になるとイヤホンで耳が痛くなる人はいますが、年齢だけが原因とは限りません。

イヤホンを長時間装着したときの痛みは、耳の形とイヤホンの相性、イヤーピースのサイズ、音量などによっても変わります。

「自分は年だから、どのイヤホンを使っても痛い」と決めつける前に、まずは原因を整理してみましょう。

イヤーピースが耳の大きさに合っていない

カナル型イヤホンは、先端に付いているイヤーピースを耳の穴へ入れて使用します。

イヤーピースが大きすぎると、耳の穴を内側から押し広げるような状態になります。装着した直後は安定しているように感じても、1時間、2時間と使い続けるうちに圧迫感や痛みが出てきます。

反対に、小さすぎるイヤーピースにも注意が必要です。

小さいイヤーピースは固定しにくいため、外れないようにイヤホンを奥まで押し込んでしまいます。その結果、耳の奥やイヤホン本体が当たる部分へ負担が集中します。

イヤーピースは、最も強く密閉されるサイズではなく、軽く入れても安定し、圧迫感が少ないサイズを選ぶことが大切です。

左右の耳穴は、必ずしも同じ大きさではありません。右耳はMサイズ、左耳はSサイズという使い方でも問題ありません。

イヤホン本体の形が耳に合っていない

ゲーミングイヤホンの形状は製品ごとに大きく異なります。

丸みのある小型モデルもあれば、耳のくぼみへ本体を固定する大型モデルもあります。ほかの人から高く評価されているイヤホンでも、自分の耳の形に合うとは限りません。

とくに注意したいのが、イヤホン本体の角や硬い部分が、耳のくぼみへ当たり続けるケースです。

30分程度なら気にならなくても、3時間ほど遊ぶと赤くなったり、押されたような痛みが残ったりすることがあります。

イヤーピースを交換しても耳のくぼみが痛む場合は、本体形状が合っていない可能性があります。この場合は、イヤーピースだけで解決しようとせず、より小型のイヤホンや接触面の少ない製品を検討しましょう。

イヤホンの重心が耳の外側へ偏っている

完全ワイヤレスイヤホンは、バッテリーや通信部品を本体へ内蔵しています。そのため、有線イヤホンより大きく、重くなる場合があります。

単純な重量だけでなく、重心の位置も重要です。

イヤホンが耳から大きく飛び出していると、外側へ引っ張る力がかかります。最初は軽く感じても、長時間装着すると耳の入口やくぼみへ負担が集中します。

ゲーム中にイヤホンの位置を何度も直している人は、重心が安定していない可能性があります。

片耳の重量に加え、耳からどの程度飛び出す形なのかも確認しましょう。

長時間同じ場所が圧迫されている

どれほど軽いイヤホンでも、同じ場所へ数時間当たり続ければ、痛みや違和感が出ることがあります。

RPGは、区切りのよいところで終わろうと思っても、イベントやボス戦が続いてしまいがちです。私も「この会話が終わったら休もう」と思いながら、そのまま次のダンジョンまで進めてしまうことがあります。

ゲームへ集中している間は気づかず、イヤホンを外したあとに痛みを感じることもあります。

3時間連続で装着するより、1時間ごとに一度イヤホンを外し、耳を休ませるほうが負担を抑えやすくなります。

ゲームへ集中して音量を上げすぎている

耳の入口が物理的に痛む場合だけでなく、耳の奥が疲れたように感じたり、ゲームを終えたあとに耳鳴りがしたりする場合は、音量にも注意が必要です。

ゲームでは、小さな環境音やキャラクターの声を聞き取るため、無意識に音量を上げることがあります。

厚生労働省の情報では、大きな音を長時間聞き続けることは、聞こえにくさや耳鳴りなどにつながる可能性があるとされています。少なくとも1時間に1回、10分程度耳を休めることも案内されています。厚生労働省のイヤホン難聴に関する案内

痛み、耳鳴り、耳の詰まった感じ、聞こえにくさが続く場合は、イヤホンの使用を中止し、耳鼻咽喉科へ相談してください。

耳のどこが痛い?場所から考えられる原因を確認

耳のどこが痛いか場所から考えられる原因を確認

「イヤホンを着けると耳が痛い」といっても、痛む場所によって考えられる原因は異なります。

新しいイヤホンを買う前に、耳のどこに負担がかかっているのか確認してみましょう。

耳の入口が痛い場合はイヤーピースを見直す

耳の入口が押し広げられるように痛む場合は、イヤーピースが大きすぎる可能性があります。

まずは現在より一段階小さいイヤーピースへ交換してください。片方だけ痛む場合は、左右で異なるサイズを試します。

シリコン製イヤーピースが硬く感じる人は、柔らかいシリコン製や低反発フォーム製への交換も選択肢です。

ただし、フォーム製は耳の中で膨らんで密閉するため、人によってはシリコン製より圧迫感が強くなります。「柔らかい素材なら必ず痛くならない」とは限りません。

耳のくぼみが痛い場合は本体サイズを確認する

耳のくぼみや軟骨部分が痛む場合は、イヤホン本体が当たっている可能性があります。

鏡を見ながら装着し、角や膨らんだ部分が強く当たっていないか確認してください。イヤホンを回転させて角度を変えると、当たる位置をずらせることがあります。

それでも痛むなら、本体が小さい製品や、接触する場所を限定した形状の製品が向いています。

レビューで「装着感がよい」と評価されていても、耳の大きさや形は人それぞれです。購入できる店舗が近くにあるなら、可能な範囲で試着することをおすすめします。

耳の奥が痛い場合は挿し込みすぎに注意する

イヤホンを落としたくないからと、耳の奥まで強く押し込んでいないでしょうか。

カナル型イヤホンは、深く入れれば安定するとは限りません。適切な大きさのイヤーピースを選び、軽く密閉できる位置で止めることが大切です。

小さいイヤーピースを奥へ押し込んでいるなら、一段階大きいものへ変更すると、浅い位置でも安定する場合があります。

装着した状態で痛みや強い圧迫感があるなら、「使っていれば慣れる」と我慢しないでください。

ケーブルを動かすと痛い場合は引っ張られている可能性がある

有線イヤホンでは、ケーブルの重さや引っかかりによってイヤホンが引っ張られることがあります。

ケーブルが机、服、コントローラーへ引っかかるたびにイヤホンが動き、耳の入口へ負担がかかります。

  • ケーブルを衣服へ固定する
  • ケーブルを耳の上から回す
  • イヤーフックを使用する
  • L字型プラグの製品を選ぶ
  • コントローラーのイヤホン端子へ接続する

ケーブルが服へ触れたときの擦れ音が気になる場合も、耳掛け式にすると改善することがあります。

耳鳴りや聞こえにくさがある場合は使用を中止する

イヤホンを外しても耳鳴りが続く、耳が詰まった感じがする、会話や高い音を聞き取りにくいといった症状がある場合は、単なる装着時の痛みとして済ませないようにしてください。

音量と使用時間の両方が耳へ影響します。WHOも、音が大きいほど安全に聞ける時間は短くなると説明しています。WHOの安全なリスニングに関する案内

違和感が続くときはイヤホンの使用を休み、早めに耳鼻咽喉科へ相談しましょう。

3時間のRPGでも疲れにくいゲーミングイヤホンの選び方7つ

3時間のRPGでも疲れにくいゲーミングイヤホンの選び方7つ

長時間遊ぶためのイヤホンを選ぶときは、低音の迫力やドライバーサイズだけでなく、装着感を優先することが大切です。

私も以前は、音質の説明やゲーム向け機能を先に見ていました。しかし、どれほど音がよくても、耳が痛くなって外してしまう製品は長く使えません。

ここでは、3時間程度のRPGを快適に楽しむために確認したい7つのポイントを紹介します。

選び方1|イヤーピースを複数サイズから選べる

付属するイヤーピースが多いほど、自分の耳に合うサイズを見つけやすくなります。

S・M・Lの3サイズだけでなく、SSやLLを含む4~5サイズが付属する製品もあります。

耳が小さい人は、付属する最小サイズでも圧迫感が残ることがあります。その場合は、別売りのイヤーピースへ交換できるか確認してください。

購入後はMサイズだけを使い続けず、すべてのサイズを一度試すのがおすすめです。左右でサイズを変えることも、恥ずかしいことではありません。

選び方2|片耳の重量が軽いモデルを選ぶ

完全ワイヤレスイヤホンを選ぶ場合は、片耳の重量を確認しましょう。

軽いほど耳への負担を抑えやすくなりますが、数字だけで快適さが決まるわけではありません。6gのイヤホンでも形が合わなければ痛くなり、少し重い製品でも耳全体で安定して支えられれば快適に感じる場合があります。

重量は、あくまで比較材料の一つです。

本体重量に加え、耳から大きく飛び出さないか、重心が外側へ偏っていないかも確認してください。

選び方3|耳の奥へ押し込みすぎない形状を選ぶ

密閉感の高いイヤホンは、ゲームの世界へ入り込みやすい一方で、人によっては圧迫感を覚えます。

耳の奥が痛くなりやすい人は、浅めに装着できるカナル型や、耳の入口へ軽く乗せるインナーイヤー型を検討しましょう。

イヤホンを耳のくぼみでも支えられる形状なら、イヤーピースだけに負担が集中しにくくなります。

ただし、本体が大きすぎると、今度は耳のくぼみが痛くなる可能性があります。できれば試着し、イヤーピースと本体の両方が強く当たっていないか確認してください。

選び方4|イヤホン本体が耳から大きく飛び出さない

耳から大きく飛び出すイヤホンは、頭を動かしたときに揺れやすくなります。

ゲーム中は激しく動かないと思うかもしれませんが、飲み物を取ったり、座り直したり、コントローラーを置いたりするたびにイヤホンへ小さな力が加わります。

耳に沿うような薄い形状や、耳のくぼみへ安定して収まる製品を選ぶと、装着位置を直す回数を減らせます。

眼鏡を使う人は、イヤーフックやケーブルが眼鏡のつると重ならないかも確認しましょう。

選び方5|小さい音量でもセリフを聞き取りやすい

RPGでは、キャラクターの会話、BGM、風や雨などの環境音を長時間聞き続けます。

低音が強すぎるイヤホンでは、戦闘音や爆発音にセリフが埋もれ、声を聞くために音量を上げてしまうことがあります。

長時間プレイでは、派手な音よりも、中音域の会話を聞き取りやすいことが重要です。

ゲーム側で音量を個別に調整できるなら、全体音量を上げる前に次の設定を試しましょう。

  • ボイス音量を上げる
  • BGMを少し下げる
  • 効果音を少し下げる
  • ダイナミックレンジを狭くする
  • ナイトモードを利用する

小さな音量でも会話を聞き取りやすくなれば、耳への負担も抑えやすくなります。

選び方6|3時間以上使えるバッテリーを確認する

完全ワイヤレスイヤホンでは、連続再生時間も大切です。

商品ページに「最大40時間」と書かれていても、その数字は充電ケースを含む場合があります。ゲーム中に連続して使える時間は、イヤホン単体の再生時間で確認してください。

ノイズキャンセリングやマイクを使用すると、再生時間が短くなる製品もあります。

3時間のRPGを楽しむなら、余裕を持って6時間以上再生できる製品が使いやすいでしょう。短時間の充電で数時間使える急速充電に対応していると、充電を忘れたときにも助かります。

選び方7|返品条件と交換用イヤーピースを確認する

イヤホンは、スペック表だけでは装着感を判断しにくい製品です。

レビューで高評価でも、自分の耳では痛くなることがあります。購入前に、販売店の返品条件や試着の可否を確認しておきましょう。

イヤーピースを紛失したり、劣化したりしたときに、純正品や互換品を購入できるかも重要です。

本体が気に入っているなら、イヤーピースを交換するだけで装着感が改善する可能性があります。

無理に我慢して使うのではなく、自分の耳に合わせて調整できる製品を選びましょう。

カナル型・インナーイヤー型・有線はどれが疲れにくい?

カナル型・インナーイヤー型・有線はどれが疲れにくいか比較

イヤホンには複数の種類があり、それぞれ装着感が異なります。

どのタイプが一番快適かは耳の形によって変わるため、メリットと注意点を理解して選びましょう。

タイプメリット注意点向いている人
カナル型遮音性が高く音漏れを抑えやすい耳穴への圧迫感が出ることがある小さな音量で没入したい人
インナーイヤー型耳穴へ深く入れず圧迫感が少ない低音や遮音性が弱い場合がある耳の奥が痛くなりやすい人
オープンイヤー型耳穴をふさがず周囲の音も聞ける音漏れと遅延に注意が必要密閉感が苦手な人
有線型軽量で充電がいらないケーブルが邪魔になる確実さと軽さを重視する人
完全ワイヤレス型ケーブルの擦れや引っかかりがない本体が大きく重くなりやすい自由に動きたい人

カナル型は小さな音量でも聞き取りやすい

カナル型は耳を密閉しやすく、周囲の生活音を抑えられます。

ゲーム音を聞くために音量を上げすぎる必要がなく、正しく装着できれば長時間プレイにも向いています。

一方、イヤーピースが合わないと耳の入口が痛くなります。圧迫感が苦手な人は、最初から大きなサイズを使わず、小さいサイズから試しましょう。

ノイズキャンセリングは、騒がしい場所で音量を上げすぎることを防ぐ助けになります。ただし、ANC特有の圧迫感が気になる場合は、無理に使用する必要はありません。

インナーイヤー型は密閉感が苦手な人に向いている

インナーイヤー型は、耳の入口へ軽く乗せるように装着します。

カナル型のように耳穴を密閉しないため、耳の奥へ押し込まれる感覚が苦手な人に向いています。

ただし、耳の形によっては本体が安定せず、落ちないよう何度も押し込んでしまう場合があります。

周囲の音も入りやすいため、騒がしい場所では音量を上げすぎないよう注意してください。

オープンイヤー型は耳穴をふさぎたくない人の選択肢

オープンイヤー型は、耳穴をふさがずに音を聞けるのが特徴です。

カナル型を装着するとすぐ耳が痛くなる人や、家族から声をかけられることが多い人には便利です。

一方、一般的なBluetooth接続では音の遅延が気になる場合があります。RPGでは許容できても、音楽ゲームやアクションゲームでは映像と音のずれを感じる可能性があります。

ゲーム機への対応、遅延、音漏れを確認してから選びましょう。

有線とワイヤレスは遊ぶ姿勢に合わせて選ぶ

軽さと充電不要を優先するなら、有線イヤホンが分かりやすい選択です。

携帯ゲーム機やイヤホン端子付きコントローラーへ直接接続すれば、難しい設定も必要ありません。

ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが服へ擦れたり、手へ引っかかったりしないのが魅力です。ソファで姿勢を変えながら遊ぶ人には、ワイヤレスのほうが快適な場合があります。

有線とワイヤレスのどちらが優れているかではなく、自分の遊び方で負担が少ないほうを選びましょう。

イヤホンを買い替える前に試したい7つの対策

イヤホンを買い替える前に試したい7つの対策

耳が痛くなったからといって、すぐに高価なイヤホンへ買い替える必要はありません。

サイズや設定を少し変えるだけで、装着感が改善することがあります。

イヤーピースを一段階小さくする

耳の入口が圧迫される場合は、現在より一段階小さいイヤーピースを試してください。

交換直後は密閉感が弱く感じても、長時間装着したときに痛みが出ないことのほうが大切です。

小さくするとイヤホンが落ちる場合は、形状や素材の異なるイヤーピースも試しましょう。

左右で異なるサイズを使う

左右の耳穴は同じ大きさとは限りません。

片耳だけ痛くなるなら、痛む側だけ一段階小さくします。

私も以前は、左右で同じサイズを使わなければならないと思っていました。しかし、片側だけサイズを変えたところ、装着位置を何度も直すことが減りました。

イヤホンを押し込みすぎない

イヤホンが外れそうになるたび、奥へ押し込んでいないでしょうか。

軽くひねりながら装着し、音が聞こえて安定する位置で止めます。痛みや圧迫感が出るまで押し込む必要はありません。

どうしても落ちる場合は、イヤーピースのサイズではなく、イヤホン本体の形が合っていない可能性があります。

1時間ごとに10分程度休憩する

3時間遊ぶ場合でも、3時間連続でイヤホンを着け続ける必要はありません。

セーブできる場所へ着いたら、一度イヤホンを外して休憩しましょう。

水分を取る、立ち上がって体を動かす、遠くを見るといった習慣を組み合わせれば、耳だけでなく目や肩の疲れも軽減しやすくなります。

ゲームが面白いと休憩を忘れてしまう人は、スマートフォンやゲーム機のアラームを利用するのもおすすめです。

ゲーム内の音量バランスを調整する

セリフが聞こえないからと、すべての音量を上げる必要はありません。

ボイスを上げ、BGMや効果音を少し下げると、全体音量を抑えたまま会話を聞き取りやすくなります。

派手な戦闘音と静かな会話の差が大きいゲームでは、ナイトモードやダイナミックレンジ設定も確認してください。

ノイズキャンセリングを状況に合わせて使う

エアコン、テレビ、家族の会話などが気になり、ゲーム音量を上げている人は、ノイズキャンセリングが役立つ場合があります。

周囲の音が小さくなれば、ゲーム音も必要以上に大きくせずに済みます。

ただし、ノイズキャンセリングを使うと圧迫感や違和感を覚える人もいます。その場合は、ANCを弱くする、外音取り込みへ切り替える、使用をやめるといった調整をしてください。

イヤホンとヘッドホンやスピーカーを使い分ける

一つの機器だけを毎日長時間使う必要はありません。

昼間はスピーカー、家族が寝ている時間はイヤホン、耳の入口が痛む日はオーバーイヤー型ヘッドホンというように使い分けると、同じ場所へ負担が集中しにくくなります。

耳を完全に覆うヘッドホンでも、眼鏡のつるが押されて痛くなる場合があります。イヤホンとヘッドホンのどちらでも、痛みを我慢して使い続けないことが大切です。

有線イヤホンの装着感やマイク性能が気になる人は、ゲームレビナビのアンサーゲーミングイヤホン・ヘッドセットレビューも参考にしてください。

40代・50代におすすめの疲れにくいゲーミングイヤホン5選

40代・50代におすすめの疲れにくいゲーミングイヤホン5選

ここからは、3時間程度のRPGで使いやすいゲーミングイヤホンを5つ紹介します。

イヤーピースの選択肢、本体重量、連続再生時間、接続方法の違いを重視しました。

ただし、どの製品でもすべての人が痛みを感じないとは限りません。耳の形には個人差があるため、返品条件や試着できる店舗も確認してください。

製品接続方法装着感に関する特徴向いている人
final VR3000 for Gaming3.5mm有線5サイズ・3点支持圧迫感と充電切れを避けたい人
HyperX Cloud Earbuds II3.5mm有線4サイズ・約18g手頃で軽い製品が欲しい人
Sony INZONE BudsUSB-C・2.4GHz片耳約6.5g・4サイズ軽さと長時間再生を重視する人
SteelSeries Arctis GameBuds2.4GHz・Bluetooth3サイズ・ANC対応機能性も重視する人
ROG Cetra True Wireless SpeedNova2.4GHz・Bluetooth3サイズ・Adaptive ANC複数機器で使いたい人

final VR3000 for Gaming|圧迫感を抑えたい有線派におすすめ

final VR3000 for Gamingは、3.5mm端子へ接続する有線ゲーミングイヤホンです。

イヤホンを耳の3点で支える形状を採用し、大きな面で耳を強く押さえない設計になっています。

付属するイヤーピースは5サイズです。一般的な3サイズ構成より細かく調整できるため、Mでは大きく、Sでは小さいと感じていた人にも選択肢があります。

イヤーフックも付属しており、ケーブルが服へ触れたときの擦れ音や、ケーブルに引っ張られる感覚を抑えやすくなっています。

有線なので、3時間以上遊んでもバッテリー切れの心配がありません。完全ワイヤレスの充電を忘れやすい人にも使いやすい製品です。

一方、ソファで頻繁に姿勢を変える人は、ケーブルを邪魔に感じる可能性があります。テレビモードでは、イヤホン端子付きコントローラーへ接続すると取り回しやすくなります。

付属品や装着構造は、final VR3000 for Gaming公式製品ページで確認できます。

HyperX Cloud Earbuds II|価格と扱いやすさを重視する人におすすめ

HyperX Cloud Earbuds IIは、充電やペアリングが不要な有線ゲーミングイヤホンです。

4サイズのシリコン製イヤーチップが付属します。重量は約18gで、完全ワイヤレスイヤホンのように左右へバッテリーを内蔵していません。

プラグは90度に曲がった低い形状です。携帯ゲーム機へ接続したときに大きく飛び出さず、手や衣服へ引っかかりにくくなっています。

Nintendo Switch、PC、Steam Deck、スマートフォンなど、3.5mm端子を備えた機器へ接続できます。

初めてゲーミングイヤホンを購入する人や、高価なワイヤレス製品を買う前に有線を試したい人に向いています。

注意点は、ケーブルの途中にあるボタンが、すべてのゲーム機で同じように動くとは限らないことです。また、マイクを使う場合は接続先の4極端子への対応も確認しましょう。

仕様はHyperX Cloud Earbuds II公式製品ページで確認できます。

Sony INZONE Buds|軽さと長時間バッテリーを重視する人におすすめ

Sony INZONE Budsは、USB-Cトランシーバーを利用して2.4GHz接続できる完全ワイヤレスゲーミングイヤホンです。

ホワイトとブラックは片耳約6.5gで、イヤーピースはSS・S・M・LLの4サイズが付属します。

耳との接触面で本体を支える形状を採用し、耳の凹凸へ干渉しにくいよう設計されています。

USBトランシーバー接続では、ノイズキャンセリングをオフにした状態で最大12時間再生できます。3時間のRPGを遊ぶには十分な余裕があります。

ケーブルがないため、姿勢を変えたり飲み物を取りに立ったりするときも引っかかりません。

ただし、一般的なBluetoothオーディオには対応しておらず、Bluetooth接続はLE Audio対応機器に限られます。スマートフォンやゲーム機で使う場合は、対応状況を確認してください。

付属イヤーピース、重量、再生時間は、Sony INZONE Buds公式仕様ページで確認できます。

SteelSeries Arctis GameBuds|ANCと外音取り込みを使い分けたい人におすすめ

SteelSeries Arctis GameBudsは、USB-Cドングルによる2.4GHz接続とBluetooth 5.3に対応しています。

S・M・Lのイヤーピースが付属し、アクティブノイズキャンセリングと外音取り込みを切り替えられます。

ゲームの世界へ集中したいときはANC、家族の声やインターホンを聞きたいときは外音取り込みという使い分けができます。

一回の充電で最大10時間、充電ケースを含めると最大40時間使用できます。15分の充電で約3時間使用できる急速充電にも対応しています。

ゲームを始める直前に充電切れへ気づいても、短い休憩時間でプレイに必要な電力を確保しやすい点が魅力です。

一方、多機能なぶん価格は高めです。ANCを使ったときに耳の圧迫感を覚える人もいるため、違和感があればANCをオフにしてください。

詳しい機能はSteelSeries Arctis GameBuds公式製品ページで確認できます。

ROG Cetra True Wireless SpeedNova|複数のゲーム機で使いたい人におすすめ

ROG Cetra True Wireless SpeedNovaは、BluetoothとUSB-Cドングルによる2.4GHz接続に対応するゲーミングイヤホンです。

イヤーピースは3サイズ付属します。2.4GHz接続では遅延を抑えやすく、RPGだけでなくアクションゲームやFPSも遊びたい人に向いています。

Bluetoothモードでは、設定によってイヤホン単体で最大11.5時間使用できます。2.4GHzモードでも、ANCやRGBをオフにすれば最大9時間と案内されています。

Nintendo Switch、PC、Mac、PlayStation、スマートフォンなど、複数の機器で使えることも魅力です。

Adaptive ANCは装着状態や周囲の環境に合わせてノイズキャンセリングを調整します。騒がしい場所で音量を上げすぎたくない人に役立つ機能です。

ただし、ANCやRGBをオンにすると再生時間が短くなります。長時間遊ぶ場合は、必要のない機能をオフにしておきましょう。

対応機器や再生時間は、ROG Cetra True Wireless SpeedNova公式仕様ページで確認できます。

低遅延イヤホンの実際の使用感を知りたい人は、ゲームレビナビのXROUND AEROレビューもあわせて参考にしてください。

5製品で迷ったときの選び方

どの製品を選ぶか迷った場合は、次の基準で考えると絞り込みやすくなります。

  • 耳への圧迫感と充電切れを避けたい:final VR3000 for Gaming
  • 価格と扱いやすさを優先したい:HyperX Cloud Earbuds II
  • 軽さと長時間バッテリーを重視したい:Sony INZONE Buds
  • ANCと外音取り込みを使い分けたい:SteelSeries Arctis GameBuds
  • 複数のゲーム機で使い回したい:ROG Cetra True Wireless SpeedNova

購入前には、イヤーピースのサイズ、重量、連続再生時間、接続方法、返品条件を確認してください。

音質が高く機能の多い製品でも、自分の耳に合わなければ長時間使用できません。40代・50代が3時間のRPGを楽しむなら、スペックの高さより、痛みや違和感なく着け続けられることを優先しましょう。

まとめ|40代・50代は耳に合うイヤホンなら3時間のRPGも楽しみやすい

40代・50代は耳に合うイヤホンなら3時間のRPGも楽しみやすい

40代・50代がゲーミングイヤホンで耳を痛める原因は、年齢だけではありません。

イヤーピースのサイズ、イヤホン本体の形、重量、重心、音量、装着時間など、複数の要因が関係します。

耳の入口が痛むならイヤーピース、耳のくぼみが痛むなら本体形状、耳の奥が疲れるなら挿し込み方や音量を確認してください。

疲れにくいイヤホンを選ぶポイントは、次の7つです。

  • イヤーピースを複数サイズから選べる
  • 片耳の重量が軽い
  • 耳の奥へ押し込みすぎない形状
  • 耳から大きく飛び出さない
  • 小さい音量でもセリフを聞き取りやすい
  • 3時間以上使えるバッテリー
  • 返品やイヤーピース交換がしやすい

私も以前は、耳が痛くなるのは長時間ゲームを遊ぶ以上仕方がないと思っていました。しかし、イヤーピースのサイズを左右で変え、1時間ごとに休憩し、ゲーム内のボイス音量を調整するだけでも、以前より快適に遊べるようになりました。

イヤホンは、痛みを我慢して使う道具ではありません。

耳鳴り、聞こえにくさ、耳の詰まった感じなどが続く場合は使用を中止し、耳鼻咽喉科へ相談してください。

自分の耳に合ったイヤホンと無理のない使い方を見つければ、キャラクターの声や美しいBGMを長く楽しめます。耳を大切にしながら、好きなRPGの世界を心ゆくまで冒険しましょう。