仁王2をプレイした感想や評価をご紹介しています。
死にゲーと言えば「ダークソウルシリーズ」ですが仁王2はよくダークソウルと比較される傾向にあります。しかしダークソウルとは全く異なる戦闘の面白さがあり別格のゲームです。興味があれば是非読んでみて下さい。
ゲーム内容
コーエーテクモゲームスから発売されたアクションRPGゲームです。
侍や妖怪がうごめく戦国を舞台に、妖怪の力を使い死力を尽くして強敵と戦う和風ダークアクションRPGゲームです。
1555年の戦国時代、徳川家康の天下統一が成される前の時代に人と妖怪の間に生まれた主人公が美濃の国で妖怪退治を行っていました。
ジャンル | アクションRPG |
開発元 | コーエーテクモゲームス |
販売元 | コーエーテクモゲームス |
発売日 | 2020年3月12日 |
希望小売価格 | 8.580円(税込) |
対応機種 | PlayStation 4/PlayStation 5/Microsoft Windows |
あらすじ
時は1555年、徳川家康により天下統一が成される幾らか前の時代。
人と妖怪の間に生まれた主人公は美濃の国で暮らしながら妖怪退治や傭兵に明け暮れていました。
ある日主人公は凶暴な妖怪を討ち果たすもその過程で自身の妖怪としての力も暴走してしまいます。
そこへ駆けつけたのは霊石を売り歩く商人の藤吉郎であり、主人公の暴走を止めてくれます。
二人が戦国時代を「秀吉」として駆け上がる物語の幕開けでした。
ゲーム評価
➊ストーリー・世界観:★★★★☆4
戦国時代末期の物語をアレンジしているストーリーであり非常に引き込まれます。世界観は和風でありながらダークであり独特な世界を味わうことができます。
❷バトルの面白さ:★★★★☆4
爽快なエフェクトにより戦闘は本当に楽しめる仕様となっています。凶悪な敵との戦闘は張り詰めた緊張感の中で戦うことになり乗り越えた時の達成感は格別なものになります。
❸育成要素:★★★☆☆3
アクションRPGゲームなので自分の育成したいようにキャラ育成が可能となります。
➍キャラの魅力度:★★★★☆4
戦国時代末期の史実のキャラが多く登場するのでキャラの魅力度は高いです。
➎やり込み度:★★★☆☆3
ストーリーを楽しむのがメインとなるのでやり込み要素は少ないですが、武器の種類が豊富でありドロップする武器により強くなるのでキャラ育成がやり込み要素となります。
➏ボリューム:★★☆☆☆2
プレイ時間は約40時間でクリアしました。比較的ストーリーは短めです。
総合評価:20/30
ダークソウルシリーズが好きなので仁王2は邪道だと勝手に思い込んでいましたが全くの誤解でした。今では死にゲーの新しいブランドとして確立していますね♪
評価点
➊圧倒的な爽快感を体感できる戦闘
❷妖怪の力
❸自由度の高いキャラクリエイト
➍オンライン要素
➊圧倒的な爽快感を体感できる戦闘
効果エフェクトが非常に派手であり簡単な操作で格闘ゲームのようなダイナミックな技や必殺技を出すことができます。
死と隣り合わせで戦う緊張感のある戦闘は圧巻です。
強敵を倒した時の達成感やダイナミックな技が決まった時の爽快感は半端ないです。
そしてこの戦闘をより面白くしている最大の要素は使用できる武器の種類の豊富さです。
使用できる武器は14種類もあります。
どれも一長一短の特徴があり、戦闘スタイルも異なるので自分の好きなスタイルで戦闘を楽しむことができます。
また武器には補正ステータスというのがあり特定のステータスにより補正がかかり攻撃力を強くすることができます。
例えば「刀」であれば補正ステータスは「心」となっており主人公が「心」を上げると大きく攻撃力も上がります。
どの補正ステータスを上げてそれに合った装備はどれかを見極めるのも楽しみの一つです。
自分の使用している武器に合わせてのステータスのレベルアップを自由に出来るので、自分が育成したいキャラを作ることができます。
育成するタイプを考えながら少しずつレベルアップしていく過程がとても面白かったです。
少しずつ強くなって成長していくのを感じ取ることができるので楽しくて仕方ありません。
またボス戦もかなり緊張感がありボスの個性も素晴らしく面白かったです。
ボスごとに特徴が異なるので全てのボスに通用する戦略というものがありません。
ボスの弱点や動きを把握して試行錯誤していき徐々に自分のアクションスキルが上がっていく過程も楽しむことができます。
❷妖怪の力
自分自身が妖怪化することで守護霊に応じたダイナミックな攻撃を繰り出すことができます。
破壊力抜群の攻撃やすばやい攻撃など圧倒的な演出のもとで強力な技を繰り出すことができます。
守護霊に応じて様々な効果のある技を出すことができるので戦闘において戦略性も増します。
さらに妖怪がドロップする「魂代」を装備することで、妖怪が持つ個性的なアクションも使えるようになります。
いわゆる妖怪技ですが非常にバトルでは有効であり強力で爽快感が抜群です。
レベルアップをしていくと使える技が増えていき戦闘が面白くなります。
ゲージを使用することで自分自身が妖怪化できます。
戦闘中のピンチの時やボス戦では最後の切り札として活躍してくれます。
また妖怪であるボスは「常闇」を発生させる能力を持っています。
「常闇」とは一面の彼岸花が瞬時に咲いては散り一帯が闇に包まれた異界となります。
いわゆる妖怪の領域であり妖怪は真の力を発揮することになります。
❸自由度の高いキャラクリエイト
主人公のキャラクターを自分で作れるようになりました。
自分が作った分身で冒険できるので主人公への没入感も半端ないです。
体格や顔つき、声色やその他の詳細な外見を調整することができるので自分好みのキャラ作成が可能となります。
また育成に関してはレベルアップに必要なアムリタ(経験値)を集めて上げたいステータスに振ることでキャラを成長させます。
ステータスによって上昇するステータスや武器の攻撃力の影響度が異なるので自分好みの戦闘スタイルを追求することができます。
基本的には武器に合わせてのステータス管理となりますが、防具や使いたい技などを基準としても育成することが可能となっています。
外見も含めて全て自分の思い通りにキャラを作ることができるのが最大の醍醐味となっています。
➍オンライン要素
まずオンライン要素として協力プレイが可能となります。
社にお猪口を供えると他のプレイヤーを協力プレイヤー「まれびと」として召喚することができます。
どちらかが落命するまで一緒に仲間との冒険を楽しむことが出来ます。
ボス妖怪などの強敵が多く出現するのでひとりでの攻略が難しい場面が多々あります。
そのような時に仲間との共闘は非常に頼りになりますし楽しく攻略することができます。
また「血刀塚」は攻略中に落命した他のプレイヤーの墓標となります。
選択するとここで落命したプレイヤーが「死狂い」として出現します。
「死狂い」は落命したプレイヤーのプレイスタイルを反映した敵として現れて倒すと装備などを入手できます。
「義刃塚」は苦境にある者を助けたいという義の心によってその場に残された刀塚です。
お猪石を供えると「すけびと」が姿を現して助太刀してくれます。
まとめ
戦闘システムが非常に奥が深く戦闘シーンで緊張感や達成感が凄まじいです。
また使用できる武器が豊富で自分の戦闘スタイルに合った武器を選べるのが非常に楽しかったです。
戦闘シーンのエフェクトや演出が派手であり格闘ゲームのような爽快感を楽しみながら戦闘することができます。
モーションもスムーズでストレスなく技を出せるのでアクションゲーム初心者の方にもお勧めです。
実は以前「仁王」の無料ダウンロードが始まっていたので無料ならと始めてみました。
私は筋金入りのダークソウル派だったのであまり期待していませんでした。
しかしプレイしてみると「ダークソウル」シリーズとは全くの別物でしっかりとした独自のシステムや世界観があり心から楽しむ事が出来ました。
また戦国時代の歴史をアレンジしたストーリーになっているので歴史好きには面白さ倍増です。
また個人的な意見ですが私はコツコツ経験値を貯めて少しずつ強くなっていく過程が好きなのですが、このゲームタイトルはレベルアップのスピードが早いです。
同じように敵も強くなっていくのですがゆっくりと成長の過程を楽しむ事が出来なかったと感じました。
また武器も同じことが言えるのですが、自分で作成してじっくりカスタマイズした武器よりもそれ以上に強い武器がどんどん敵からドロップします。
せっかく武器をカスタマイズして武器を強くするという面白いシステムがあるにもかかわらずドロップする武器が強すぎるというジレンマがあります。
それにしても戦闘が面白すぎるアクションRPGゲームなので是非ともプレイしてみて下さい。