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【ダークソウルリマスター】〖レビュー〗達成感を味わえる!RPGの根本的な面白さを追求したアクションRPG

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あんそる

ダークソウルリマスターをプレイした感想や評価をご紹介しています。

2011年9月に発売されたダークソウルのリマスター版です。絶望と恐怖と失望の感情を乗り越えることで圧倒的な達成感や高揚感を体験できるダークファンタジーです。

ゲーム内容

ダークソウルはフロム・ソフトウェアが発売しているダークソウルシリーズの第一弾です。

2011年9月に発売されたダークソウルのリマスター版です。

「死にゲー」というジャンルを作り上げたパイオニア的な存在です。


混沌のダークな世界で主人公は不死の呪いを解くために、ロードランへ向かい古い巡礼の旅に出るアクションRPGゲームです。

死が隣り合わせなダンジョンを捜索する緊張感と強敵と遭遇する恐怖を体験できます。

そして捜索した先にアイテムを発見した時の喜びや新しい道や扉を開いた時の高揚感、RPGゲームが持っている面白さを全て詰め込んだ最高のゲームタイトルです。

一度は必ず心が折れてしまう高すぎる難易度と、一度は必ずゾッとするダークな世界観が最高です。

ジャンルアクションRPG
開発元QLOC(PlayStation4・Xbox One・Windows)
Virtuos(Nintendo Switch)
販売元フロム・ソフトウェア
発売日2018年5月24日(PlayStation4・Xbox One・Windows)
2018年10月18日(Nintendo Switch)
希望小売価格4.800円(税別)パッケージ版
4.300円(税別)ダウンロード版
対応機種PlayStation 4/Microsoft Windows/Nintendo Switch/Xbox One

あらすじ

古い時代に世界はまだ分かたれず霧に覆われ、灰色の岩と大樹と朽ちぬ古竜ばかりでした。

しかしいつしかはじめての火が起こり、火と共に差異がもたらされました。

熱と冷たさと生と死と光と闇。

そして闇より生まれた幾匹かが火に惹かれ王のソウルを見出しました。


最初の死者ニト。

イザリスの魔女と混沌の娘たち。

太陽の光の王グウィンと彼の騎士たち。

そして誰も知らぬ影の小人。

それらは王の力を得て小竜に戦いを挑みました。


グウィンの雷が岩の鱗を貫き、魔女の火炎は嵐となり、死の瘴気がニトによって解き放たれました。

そして鱗のない白竜シースの裏切りにより遂に小竜は敗れました。

火の時代のはじまりです。

しかしやがて火は消えて暗闇だけが残ります。

今や火はまさに消えかけ、人の世には届かず夜ばかりが続きます。

人の中に呪われたダークリングが現れはじめていました…。

ゲーム評価

ストーリー・世界観:★★★☆☆3

ダークファンタジーという世界感は素晴らしいですがストーリーはあまり理解できませんでした。

バトルの面白さ:★★★★★5

一瞬の気の緩みさえ許されないスリリングなバトルを体感することができます。緊張感のあるバトルはやみつきになります。

育成要素:★★★★★5

プレイヤーの分身であるキャラクターは容姿だけでなく、ステータスにおいても自由に設定することができます。騎士や魔術師など自分の好みや戦闘スタイルに合わせて育成することができます。

キャラの魅力度:★★★☆☆3

ゲームの特性上NPCなどを掘り下げる要素は存在しないのでNPCに対して魅力は感じることができません。

やり込み度:★★☆☆☆2

メインストーリー以外には特にやり込み要素は存在しません。

ボリューム:★★★☆☆3

プレイ時間は約60時間でした。メインストーリーに集中すればもっと短時間でのクリアも可能となります。

総合評価:21/30

あんそる

総合得点は21点です。ダークソウルの原点であり、デモンズソウルに並ぶ死にゲーというゲームジャンルが生まれたレジェンド的なゲームタイトルですね。

評価点

感情を揺さぶられる探索

ダークソウルシリーズは死にゲーと呼ばれるゲームジャンルです。

すぐに死んでしまう難易度の高さと妥協が一切ない敵の強さにより、心が折れてしまったプレイヤーが続出します。

しかしこれが死にゲーの面白さであり、ダークソウルシリーズの醍醐味でもあります。


ダンジョンを探索する際は敵がどこから攻撃をしてくるのか分からずに緊張感で張り裂けそうになります。

少しでも気を緩めると罠やトラップにより倒されてしまいます。

また物陰に潜んでいた敵が主人公の後ろから攻撃されて即死などもよくあることです。

また強敵と遭遇した時の恐怖は言葉で言い表すことができません。


ただしもちろん恐怖や緊張だけのゲームではありません。

ダンジョン探索する緊張や恐怖の先には新しいアイテムを発見することでこれ以上ない喜びを感じることがあります。

緊張しまくりの探索の先に新しい扉や新しい道を発見した時の高揚感は最高です。

シームレスに繋がったマップ

このゲームの一番の面白さはダンジョン探索です。

常に緊張感と隣り合わせで恐怖によりアドレナリンが溢れ出してきます。

何が起こるか分からない恐怖体験がこのゲームの面白さです。


また探索をしていくとエリアとエリアが繋がる瞬間があります。

新しい扉を開いた瞬間に見覚えのある景色が見えた時の安堵感と高揚感は計り知れません

ショートカットの機能がありますが、これを発見できた喜びの方が勝りすごく興奮します。

戦略性が高く難易度も高い幾重にも連なった立体的なマップが探索をより面白くしています。

この立体的なマップがシームレスで繋がっておりどこまでも歩いて探索をすることが可能となります。

死が隣り合わせのバトル

緊張感のあるバトルはやみつきになります。

一瞬の気の緩みさえ許されないスリリングなバトルを体感することができます。

一番初めに出会う敵ですら少しでも気を抜くと簡単に倒されてしまいます。

それほどダンジョンの難易度は高く初心者の心を折ってきた要素となります。


武器は直剣や大剣、槍、斧などの近接攻撃が可能なものや弓や魔法による遠距離攻撃により本格的なバトルを楽しむことができます。

またボス戦ではその緊張感や恐怖心が倍増されます。

何度も何度も倒されてしまうことで諦めそうになりますが、それでも歯を食いしばって鍛錬を続けていると倒せた時の達成感は格別となります。

その為には特にボス戦前の武器屋アイテムの準備と敵の弱点の把握、プレイヤースキルの上昇が必要になります。

倒せなかったらレベルを上げて、武器を鍛錬し鎧を新調してプレイヤーを強くしてまた挑むという死にゲーならではの癖になる要素となります。

自由度の高いキャラクター育成

敵を倒した時に得られるソウルを使用することによりレベルアップが可能となります。

プレイヤーの分身であるキャラクターは容姿だけでなく、ステータスにおいても自由に設定することができます。

直剣や槍などの近接攻撃を得意とする騎士や魔法攻撃に特化した魔術師など自分の好みや戦闘スタイルに合わせて育成することができます。


しかしこの自由さが育成の難しさにもなっています。

将来の育成計画がしっかりしていないと、ステータスが中途半端になり何かに特化した強いキャラを作る事はできません。

どのようなキャラにするのかを考えながら少しずつキャラクターが強くなっていく過程はRPGの醍醐味です。

緩やかに繋がる独特のオンライン

ダークソウルシリーズのオンライン要素は絶妙な距離感であり、探索の面白さを阻害しないように設計されています。

他のプレイヤーにヒントを書き残す「メッセージ」や他のプレイヤーが死亡した場所に残る「血痕」などがあります。

「血痕」では他のプレイヤーの死亡した直前を見ることができるので、初めて訪れた場所ではどのように死んだのかを見ることにより大いに攻略のヒントとなります。


またボス戦前など協力により他のプレイヤーに応援してもらうマルチプレイもあります。

逆に侵入者として進入してくる敵対もあり攻略の難易度を大きく上げるマルチプレイにもなります。

過度なコミュニケーションを必要とせずに緩やかに繋がり、冒険を共有することができる独特のオンラインシステムです。

まとめ

現実にはめったに味わえない達成感や高揚感を思う存分体験することができます。

リマスター版となりますので敵の配置やストーリーの変更などはありません。

またアイテムやダンジョンも改良を加えられていません。

あくまでグラフィックの向上をメインとしてプレイしやすいようにシステムを改善しています。

しかしグラフィックは格段に進歩しており、適度なオンラインシステムも大きく改善されています。

より安定したマッチングやオンライン人数も最大6人に増加しており、フレンド同士の合言葉によるマッチングも追加されました。


達成感を味わう為にデザインされたゲームシステムはそのままに、グラフィックの向上とオンライン要素の拡充が追加されています。


このダークソウルシリーズのもう一つの大きな魅力が世界観です。

RPGゲームが好きな人であれば西洋のダークファンタジー的な設定は好みます。

王と騎士、城と教会、剣と魔法、モンスターやドラゴンなど興奮する設定ばかりです。


ダークソウルシリーズの原点であり、死にゲーを生んだタイトルがより美しく快適になって蘇りました。

難易度が高いからこそそれをクリアした時の達成感ときたら半端ないです。

喜びと高揚感が混じり最高の気分にさせてくれます。

絶望と恐怖と失望の元祖のダークファンタジーを是非とも体験してもらいたいです。