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【バイオハザードRE:3】〖レビュー〗怖いが面白い!絶望的な恐怖を味わえるサバイバルホラー

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あんそる

バイオハザードRE3をプレイした感想や評価をご紹介しています。

原作であるバイオハザード3もプレイしていましたが、別の新しいゲームタイトルと感じる程の素晴らしいゲームに生まれ変わっています。グラフィックの向上によりゾンビの怖さが倍増され、音による恐怖体験も身体を硬直させます。

ゲーム内容

1999年に発売された「バイオハザード3ラストエスケイプ」のリメイク版です。

そして2019年1月25日に発売された「バイオハザードRE:2」に続くREシリーズの第2作目となっています。

感染者が徘徊する荒廃する世界で生き残る為に必死に謎を解き、強敵に挑むサバイバルホラーアクションゲームです。

RE:2同様ストーリーは同じですが、グラフィックが大幅に向上しゾンビに襲われる恐怖や緊張感が増し難易度が高いアクションゲームとなっています。

また主人公のジル・バレンタインとカルロスの容姿が変更されてキャラへの没入感が増しています。

ジャンルサバイバルホラー
開発元カプコン
販売元カプコン
発売日2020年4月3日
希望小売価格円+税
対応機種PlayStation 4/Xbox One/Microsoft Windows

あらすじ

アメリカ合衆国中西部に位置するラクーンシティの郊外で謎の行方不明事件が発生しました。

事件の調査に赴いた警察の特殊部隊S.T.A.R.S.は壊滅状態に陥りつつも、製薬会社アンブレラ社の生物兵器t‐ウィルス漏洩による生物災害(バイオハザード)が原因であると突き止めます。

ジル・バレンタインを含む生き残った隊員たちは真相を告発しようとするが、警察組織でさえアンブレラ社に掌握されており告発は握りつぶされてしまいます。

しかし街には人食い病の変異が起こり始めて凶暴な野犬が徘徊しています。

ウィルスによる感染が街に拡大してゆく中でジルは生き延びる決意を新たにします。

全てを消し去るべく最強の使者が既に放たれていることをジルはまだ知らないのでした。

ゲーム評価

私個人の見解ですが6項目を1~5で評価し総合評価を出しています。

1の評価「良くない」、2の評価「どちらともいえない」、3の評価「良い」、4の評価「大変良い」、5の評価「神ゲーの領域」となります。


ストーリー・世界観:★★★★★5

やはりバイオハザードシリーズの作り込まれたストーリーや世界観は素晴らしいものがあります。製薬会社であるアンブレラ社の暗躍による物語がリアル感があり引き込まれます。

バトルの面白さ:★★★★☆4

今までは敵がいたら銃で倒すか逃げるという選択肢しかなかったのですが、緊急回避というアクションが追加され敵との戦闘シーンでの選択肢が増えて奥深いものになりました。

育成要素:★☆☆☆☆1

育成要素はほとんどありません。

キャラの魅力度:★★★★☆4

主要人物も容姿が一新されて一人一人の存在感が増したことによりそれぞれへの思い入れが増しています。特に主人公であるジル・バレンタインの容姿が前作より改善されてよりリアルな容姿端麗な女性に生まれ変わっています。

やり込み度:★★★★☆4

ショップ機能の開放や無限武器の解放など2周目プレイを楽しむ要素はあります。しかし2周目をプレイするのが苦手な人はメリットはありません。

ボリューム:★☆☆☆☆1

プレイ時間は10時間ほどでした。2周目プレイありきで極端にボリュームが少ない印象です。ゲームシステムは良いのでもったいないです。

総合評価:19/30

あんそる

総合評価は19点でした。ゲームシステムはRE:2よりも面白いですが、やはり育成要素がない点とボリュームのなさはマイナス点です。ここがリメイクの限界であり原作を超えることはできませんね。

評価点

絶望的な恐怖を体感できる

グラフィックが向上したことにより怖さへの演出がかなり強化されています。

今作では追跡者としてネメシスが登場しますが、不気味でグロテスクに表現されており探索の邪魔をするストレスとなる存在となります。


また今作の特徴として衝撃的でグロテスクな死亡シーンが挙げられます。

ジルの腹がクリチャーに食い破られたり丸呑みにされたりと残酷な死に方にこだわりを感じます。

またジルの体内に寄生虫を注入する敵も存在しており、ジルが口から寄生虫を吐き出すシーンは驚愕ものです。

精巧なグラフィック

バイオハザードRE:2と同様ですが、グラフィックが向上したことにより荒廃した世界の臨場感が半端なく恐怖が倍増しています。

敵の描写がよりリアルなものとなり視覚的にも恐怖を感じます。

面と向かって噛み付かれる時には敵の顔から眼をそらしたくなるくらいの恐怖となります。


そしてどこからともなく聞こえてくるリアルな音も緊張感を増しています。

敵が発する微かな音を聞きながら敵を想像し、どこに潜んでいるのか探りながらの探索はバイオハザードの醍醐味です。

映像の視覚的な恐怖と共に耳から聞こえる耳慣れない音によりアドレナリンはマックスとなります。


今までのバイオハザードシリーズでは気にもしなかった装飾品や小道具なども、綺麗に作り込まれているのでアイテムとして取れるのではないかと疑うほどでした。

一つ一つが単なる背景ではなく全てにおいて意味があるアイテムに見える程クオリティが高くなっています。


さらには謎解きやギミック解除の面白さがあります。

探索をしていくと何かのアイテムがないと開かない扉や金庫があり、何かをしないと通れない装置や状況を解決しないと次に進めないこともあります。

探索中に関連するアイテムを発見し謎を解けた時の達成感は最高となります。

この達成感の後の高揚感を漂わせながらの探索がまた楽しくなってきます。

こういったバイオハザードシリーズならではの謎解きもグラフィックの向上により、リアル感が増しているのでのめり込んでしまいます。

アクション性のあるバトル

今作のバイオハザードRE:3の特徴としては、RE:2よりもさらにアクション性が向上しています。

緊急回避というアクションが追加されて、敵との戦闘では攻撃を回避するという選択肢が追加されました。

今までは敵がいたら銃で倒すか逃げるという選択肢しかなかったのですが、緊急回避というアクションが追加され敵との戦闘シーンでの選択肢が増えて奥深いものになりました。

これにより銃で攻撃するだけでなく、回避をして敵にトラップを仕掛けたり、逃げるという選択も容易に出来るようになりアクションの戦略性が向上しています。


数名の敵を緊急回避ですり抜けて、ドラム缶のところまで誘導して一気に爆発させたりすることが可能となり大多数のゾンビに対する戦闘が格段に面白くなりました

戦闘シーンでは難易度が高いですがやりごたえが増し面白いです。

シビアなアイテム管理

バイオハザードシリーズの醍醐味として状況に応じたアイテム管理が必要となります。

所持できるアイテム数が少ないので、武器や回復アイテムを多く持っていくとキーアイテムが持てなくなりストーリーを進めるのに効率が悪くなります。

またストーリーを進めるためにキーアイテムを多く持っていると、武器や回復アイテムが不足し倒される可能性の高くなります。


このアイテム管理のバランスが絶妙でありバックの容量が増えたときの喜びは格別なものとなります。

またアイテムを持ち過ぎると入手したアイテムを回収することができなくなるので探索の目的を踏まえたアイテム管理が必要となってきます。

悩みどころではありますが、これもバイオハザードシリーズの醍醐味として探索の難易度を上げる要素となっています。

クリア後の豊富な特典

私は基本的にゲームクリア後の2周目はプレイしません。

しかし矛盾を承知で正直に言わせてもらえれば、この「バイオハザードRE3」の2周目は、1周目をプレイした時より遥かに面白いと感じました。

クリア後の2週目が面白い理由を挙げていきます。

①ショップ機能が解放される

バイオハザードRE3の2周目が面白い最大の理由はショップ機能の追加です。

このショップ機能はゲームモードは関係なく1回でもゲームクリアをすると解放される要素です。

様々な条件を満たすとポイントを得ることが出来ます。

そのポイントを消費して魅力のあるアイテムを購入できるという仕組みになっています。

このアイテムの中には無限シリーズの武器や攻撃力や防御力をアップさせるコイン、攻撃力に特化した改造武器、サイドバックなどがありどれも魅力のあるアイテムばかりです。

特に一番のお勧めは無限シリーズの武器です。

名前の通りに弾薬が無限となっているので弾薬を気にすることなくプレイを思う存分楽しむことが出来ます。

②1周目でやり残したことが出来る


同じゲームタイトルを違ったプレイスタイルで2度楽しむことができます。

1周目は極端にアイテムや弾薬が全く足りません。

必然的に戦う必要のない敵は逃げて極力弾薬を節約するように探索します。

1周目は極限状態を生き抜くプレイスタイルを楽しむことができます。

しかし無限武器を装備して2周目をプレイするとまた違った面白さが見えてきます。

弾薬を気にせずに思いっきり敵を倒すことができる爽快感を感じることができます。

自分の思い通りのプレイができるので達成感も味わうことができます。


また1周目では恐怖と緊張の連続でゆっくりと探索することができません。

特に「追跡者」が現れると探索どころではなくなります。

もちろんその切迫している状況がバイオハザードシリーズの面白さではありますが、今作は想像以上の極度の緊張でした。

弾薬やアイテムの制限もあるので敵から逃げながらの逃亡生活を送ることになります。

しかし2周目では無限武器を手に入れることにより弾薬を気にせずに武器を使用することができます。

思う存分敵を倒すことが出来るので探索に余裕が生まれ、ゆっくりと時間効率の良い探索が出来るようになります。

1周目では出来なかったことや取れなかったアイテム、行けなかった場所にも積極的にできるようになるので、全てのクエストを達成できたという実感があります。

③レコード達成のやり込み要素

このレコードの最大のやり込み要素はショップで買い物ができるポイントを得ることができる点です。

このレコードを達成することでそれに応じたポイントを得ることが出来るので、どういったレコードがあるのかを見極めてポイントを稼ぐために目標を持ってプレイすることができます。

また縛りプレイなどのレコードでは、普段絶対に自分からはやらないプレイスタイルでプレイするきっかけを与えてくれるので新しい発見があるかもしれません

まとめ

従来のバイオハザードシリーズではアクション性はあまり期待できませんでしたが、このタイトルはアクションゲームとしても楽しむことができました。

バイオハザード1とバイオハザード2は恐怖をコンセプトにしたゲームジャンルだったので、サバイバルホラーゲームとして一流でした。

今作のバイオハザードRE:3はその恐怖に見事にアクション性も追加し、サバイバルホラーアクションゲームとしてのゲームジャンルを確立しています。

アクション性やゲーム難易度、サバイバルホラーの要素、グラフィックのクオリティ、全てのおいてゲームバランスの素晴らしいゲームタイトルです。