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【シャドウオブモルドール】〖レビュー〗自分だけのストーリーを楽しむ!ネメシスシステムが生まれたRPG

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あんそる

シャドウオブモルドールをプレイした感想や評価をご紹介しています。

ネメシスシステムはRPGの革命と言ってもいいほどの仕組みです。敵がそれぞれ異なる個性を持っていて、プレイヤーとのやり取りを記憶して個性と組み合わさることで敵の人格が形成されていきます。プレイヤーごとに個性は異なるので自分だけのストーリーを楽しむことができます。

ゲーム内容

ワーナーブラザーズより2014年に発売されたゲームタイトルです。

2015年に開催されたゲームディベロッパーズカンファレンス2015においてゲームオブザイヤーを受賞しています。

またGamespotのゲームオブザイヤー2014も受賞しており評価の高いゲームタイトルです。


「ホビットの冒険」や「指輪物語」の舞台となった架空の世界である中つ国を舞台にしたアクションRPGゲームです。

影の国「モルドール」で主人公のタリオンは冥王サウロンへの復讐を果たすため、ウルクたちに戦いを挑みます。

オープンワールドゲームでもあり、「モルドール」に生息するウルクは独自の勢力図を持ち個々のウルクが個性を持っています。

そして主人公との戦闘などを記憶しており、主人公の行動によりウルク社会に大きな影響を与えていくのです。

ウルクを配下にしウルク社会を支配していきながら、打倒サウロンを目指していくゲームとなります。

ジャンルアクションRPG
開発元Monolith Productions
販売元ワーナーエンターテインメント ジャパン
発売日2014年12月25日(PS4)
2015年3月5日(PS3)
希望小売価格7.600円+税
対応機種PlayStation 4/PlayStation 3/Xbox One/Microsoft Windows

あらすじ

モルドールの黒門を長年の間守護してきたレンジャーのタリオンは冥王サウロンの配下のウルクたちの襲撃を受けます。

タリオンは勇敢に戦うも力及ばず妻と息子を目の前で殺され自分自身も殺されてしまいます。

しかしその復讐心は奇跡を起こし死の淵から蘇ります。

指輪を作り出したエルフの魂と一体化し幽鬼の力を得たタリオンは冥王サウロンに復讐を誓いウルクたちに戦いを挑みます。

ゲーム評価

私個人の見解ですが6項目を1~5で評価し総合評価を出しています。

1の評価「良くない」、2の評価「どちらともいえない」、3の評価「良い」、4の評価「大変良い」、5の評価「神ゲーの領域」となります。


ストーリー・世界観:★★★★☆4

「ホビットの冒険」や「指輪物語」の舞台となった架空の世界である中つ国が舞台となっているので原作を知っている人はより面白くなります。

バトルの面白さ:★★★★☆4

ダイナミックな戦闘がボタンひとつで繰り出すことができスムーズなバトルを楽しむことができます。

育成要素:★★★☆☆3

キャラの育成は武器のアップグレードが主流となります。強い敵からルーンを入手して組み合わせることで武器を強くしていきます。

キャラの魅力度:★★★☆☆3

仲間にというより敵のウルクが個性豊かなので愛着が湧くキャラも存在しています。

やり込み度:★★☆☆☆2

オープンワールドの世界を探索することでアイテムを探したり、特定のウルクを倒したりというやり込み要素はあります。

ボリューム:★★☆☆☆2

プレイ時間は約38時間でした。フィールドがあまり広くないのでメインストーリーだけを攻略すればもっと早くなります。

総合評価:18/30

あんそる

総合評価は18点でした。やはりネメシスシステムを思う存分楽しむゲームタイトルですね。新しいRPG要素だと感じますが、ネメシスシステム以外は目立った要素はありません。

オープンワールドゲームは本当の冒険ができる人気のゲームジャンルです。限りない自由度でプレイヤーの数だけ独自のストーリーが生まれることになります。
どの順番で探索をしても自由であり、どこへ行っても誰と会っても何をやっても自由です。この自由度がオープンワールドゲームの面白さです。

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評価点

【シャドウオブモルドール】評価点

➊ネメシスシステム
➋敵を支配する面白さ
❸爽快なバトルアクション
➍広大なオープンワールド
➎武器のアップグレード

➊ネメシスシステム

敵がそれぞれ異なる個性を持っており、プレイヤーとのやりとりを記憶しています。

記憶と個性が掛け合わさることで個々の敵に人格が形成されることになります。

それぞれの敵が異なる個性と記憶を持つため再会した場合の反応が全く異なり非常に楽しむことができます。


モルドールの世界にはウルクというサウロンの力で強化されたオークが生息しています。

いわゆるウルク社会の中で勢力図が存在しています。

このウルクたちは一体一体に個性があり自我があり、主人公との戦闘やウルク同士の戦いなどで昇進したり降格したりするのです。

プレイヤーの行動全てがウルクの勢力図にも影響して、勢力争いが絶えずウルクたちの階級も常に変化しています。

この勢力図に主人公自身が介入しウルクたちの権力争いをコントロールできるのです。

そしてウルク一体一体が主人公の戦闘などを記憶して自分だけの物語が出来ていきます。

敵の勢力の中でウルク自身が成長していき、主人公の事も覚えていて、リベンジを企てたりするのです。

間違いなくこのゲームでしか味わえない面白さです。

➋敵を支配する面白さ

幽鬼の力を使って敵を恐怖に陥れて支配することができます。

ネメシスシステムと組み合わさることによって複数の敵から軍団すら操ることが可能となります。


ウルクの勢力図には、小隊長(3軍)、小隊長(2軍)、小隊長(1軍)、軍団長という階級があります。

初めは全ての小隊長や軍団長は謎に包まれています。ここで闇雲に攻撃をしかけても返り討ちになります。

まずは小隊長や軍団長の個々の特徴や弱点を知る必要があります。敵の中には「虫」と呼ばれる敵の情報を持っているウルクが存在します。

このウルクを捕まえて幽鬼の力で情報を吐かせることにより、隊長クラスの特徴や弱点、耐性などの情報を収集できるのです。

少しずつ敵の勢力図を明らかにしていき、どのように攻略していくべきか戦略を練ることができるようになります。

ネメシスシステムでの一番の面白さはこの勢力図がどんどん入れ替わっていくことです。


主人公を倒したウルクはその功績で小隊長へと昇格します。

また隊長同士の権力争いが頻繁に起こり主人公が介入することで勢力図に大きく影響します。

格上の小隊長を倒した小隊長はレベルアップし強くなり上位の小隊長へ昇格します。

このようにどんどん勢力図が変わっていく様を見ているだけでも面白いです。


さらにウルクを支配できるようになるとウルク社会をもっと楽しるようになります。

例えば軍団長の側近の小隊長を支配して自分の仲間にしたとします。

そして仲間にした側近を携えた軍団長と戦う際に側近を裏切らせて数的優位を作ることもできます。

ウルク社会の中で、ウルクを支配し仲間にしながら、軍団長に近づいていく過程はゾクゾクするほど楽しかったです。

❸爽快なバトルアクション

ボタン一つで主人公が軽やかにダイナミックなバトルアクションを繰り出すことができます。

スピード感もあり戦闘をしていて本当に気持ちがいいです。

アクション操作が苦手な人でも上手くなった錯覚に陥る程スムーズなバトルを楽しむことができます。


また幽鬼の力を使うことによりステルス攻撃ができたり、弓で遠距離攻撃ができたり素早い攻撃ができます。

敵からドレインをすることで回復をしたり、ウルクを支配できたりできるので幽鬼の力は非常に便利です。

➍広大なオープンワールド

指輪物語の重厚な世界観を表現した美しいオープンワールドの世界となっています。

フィールドは決して広くはないですが、統一された世界観の街並みや自然の中でウルクとの戦闘は心が躍ります。

またフィールドの移動はとてもスムーズであり、壁などもボタンひとつで簡単に上って移動することが可能です。

美しい世界を移動するのが快適すぎます。

➎武器のアップグレード

主人公の成長は、アビリティーを習得することで出来ることが増えていきます。また武器の強化もルーンを使用して行えます。

主人公のタリオンの持つ武器は剣と短剣、弓の3種類であり装備を変えることはできません。

しかしルーンを使ってアップグレードをすることができます。


ルーンは敵の隊長クラスを倒した時に戦利品として入手することができます。敵の弱点を知り、どう攻撃するかで入手できるルーンも変化します。

より強いルーンを入手するには軍団長を倒す必要があります。

ルーンを入手するためにより強いウルクを倒し、ルーンを組み合わせることでさらなる強化も可能となります。

まとめ

ダークファンタジーRPGゲームですが戦闘は非常に爽快感がありました。

常にウルクに囲まれた戦闘となるのですが、ステルス攻撃で倒したり、幽鬼の力を使ってダイナミックな攻撃も可能です。

また弓を使った遠隔攻撃なども爽快で、基本的に戦闘が非常に楽しく設定されています。

そして何といってもこのゲームの一押しは「ネメシスシステム」です。

ウルク社会に勢力図が存在し主人公との戦闘や行動によりどんどん変わっていきます。

そしてウルクを支配できるようになると、内部から崩壊させたりウルク同士を戦わせたり、勢力図に加担したりと楽しみが止まりません。