信長の野望創造をプレイした感想や評価をご紹介しています。
歴史シミュレーションと言えば信長の野望一択です。創造は箱庭内政の面白さや合戦の臨場感が醍醐味となっています。タイトルによって特徴や面白さが異なるのでプレイヤーに合ったタイトルを選ぶことで楽しむことができます。
ゲーム内容
コーエーテクモゲームズより2013年12月12日に発売された歴史シミュレーションゲームです。
「信長の野望リリーズ」のナンバリングタイトル14番目のタイトルです。
戦国大名中から一人を選び全国統一を果たすことが最終目標となります。
戦国武将として戦国大名に仕えたり、様々な策略や戦略を駆使しながら、下克上、出世、裏切り、同盟といった選択肢を駆使して天下統一を目指します。
信長の野望シリーズはシミュレーションゲームというゲームジャンルにおいて絶対的王者に君臨しています。
ゲームのシステムはナンバリングタイトルによって異なりますが、今作はいわゆる「箱庭内政」を思う存分楽しむことができます。
ジャンル | 歴史シミュレーション |
開発元 | コーエー |
販売元 | コーエーテクモゲームズ |
発売日 | 2013年12月12日(PS3) 2014年2月22日(PS4) 2016年3月24日(戦国立志伝) |
希望小売価格 | 4.620円(税込) |
対応機種 | PlayStation 3 PlayStation 4/Microsoft Windows/Nintendo Switch |
あらすじ
織田信長が存命中の戦国時代を描いた物語です。
時代背景は事実上織田信長が家督相続から本能寺の変の直後までの時期となっています。
全国各地に割拠する群雄の中から好きな大名家を選ぶことができます。
戦国時代に選んだ大名家の史実をもとにしたストーリー展開となりますが、プレイヤーの行動により歴史にはない新しい物語が生まれる可能性もあります。
史実の道を選ぶのか、誰も経験したことのない新たな戦国時代を築くのかはプレイヤー次第となります。
ゲーム評価
ストーリー・世界観:★★★★☆4
戦国時代を史実ストーリーを貫くのか、新たな戦国時代のストーリーを作り出すのかはプレイヤー次第となります。歴史イベントのムービーが挿入されるので没入感もあります。
バトルの面白さ:★★★★★5
バトルとなる合戦では二つの視点を楽しむことができます。戦術に長けた俯瞰視点や戦場の空気感すら感じることが出来る迫力ある近接視点の二つです。部隊を指揮する面白さを体験できます。
育成要素:★★★☆☆3
レベルという概念はありませんが、武将ごとのステータスが上がり成長していく過程を楽しむことができます。
キャラの魅力度:★★★★★5
武将は全て歴史上存在した人物なのでストーリーと同じく没入します。魅力もあり人望もあり知略もある人物ばかりです。
やり込み度:★★★☆☆3
シミュレーションゲームとして選択肢が多いですが、何度プレイしても同じようなストーリーにはならず何度も新鮮に楽しむことができます。
ボリューム:★★★☆☆3
プレイ時間は私の場合は約110時間でした。天下統一までの道のりによって大きくプレイ時間は変わってきます。
総合評価:23/30
総合評価は23点でした。歴史シミュレーションゲームなので好みは分かれますが、戦国時代を自分の思うがままに生き抜くことができる点が一番の醍醐味となりますね。
評価点
美しくリアリティ溢れるグラフィック
戦国時代の日本を繊細な表現により綺麗な3D1枚マップで再現しています。
ズームによって自由に視点を切り替えることができ、城下町で働く商人や畑で働く農民などの細かな動きまで再現されています。
また発展していく過程の城下町や四季の変化を美しくもダイナミックに感じることができます。
城下町の街並みはプレイヤーの思いによって、農業重視の大穀倉地帯にするのか、商業重視の大商業都市にするのかなど自由な街作りを楽しくことが出来ます。
プレイヤーの思いが詰まった街並みは、プレイヤーの思い通りに田畑や商家、武家屋敷などが建ち並びリアルに街が成長して発展していく過程を感じることができます。
プレイヤーの選択により城下町のビジュアルが反映されるので、一から国作りを楽しむことが可能です
また戦闘においてもダイナミックな合戦を再現しています。
合戦の場所や天候、時間帯などによって表現が異なるので戦場の空気感をリアルに感じることができます。
近接視点に切り替えることで兵士ひとりひとりの動きを見ることができ臨場感あふれる迫力の合戦を体験できます。
やめ時が分からない箱庭内政
自分の領土内の城ごとに城下町を作ることが出来ます。
いわゆる「箱庭内政」とも言われますが、この内政により攻略の質や幅が大きく影響してくる部分なので非常にやりがいがあり面白いです。
またビジュアル面でもプレイヤーの選択次第で詳細に反映されていきます。
農業重視の開発により水田や畑が増えて農業中心の町になったり、商業重視の開発により商人たちが集結して豪華な建物が増えていきます。
自由な内政をビジュアル面でも楽しむことが出来ます。
内政は天下統一を目指していく上で非常に重要な要素となります。
「開発」により城下町を発展させることで国力の基本となる「兵糧」「金銭」「兵数」を高めることができます。
「建設」は自由に施設を建てることで商業の上限を高めたり、毎月の民忠回復量を高めることができます。
「拡張」では人口が増えてくると城下町をさらに拡大することができます。
拡張で広がる範囲を区画と呼び「農業」「商業」「兵舎」から用途を選択します。
区画には適性もあるので周りの区画に合わせた用途を選択すると効果的となります。
また内政により合戦などの軍事行動を円滑にします。
「設営」では要所を作り合戦を有利に進めることができます。
「設備」では街道の幅を広げることで部隊の行軍速度が上昇します。
また城を直結する街道を広げることで人の流れが活発となり人口が増えやすくなります。
「築城」では支城を作ることができ、軍事的にも内政的にも大きなメリットがあり戦局を大きく左右します。
この城下町作りはこのゲームタイトルにおいて一番面白いシステムであり一番の醍醐味です。
楽しくて寝れない奥深い外交
外交では他国との同盟や婚姻などを結び協力関係を築くことができます。
他勢力との駆け引きを楽しむ要素であり、合戦などの軍事行動においては非常に重要な戦略となります
また大名家の他に「国人衆」と呼ばれる小勢力が存在しています。
国人衆とは土地ごとの豪族である小勢力であり全国に存在しています。
周囲の勢力の影響で敵にも味方にもなり勢力図に大きく影響を与える存在となります。
味方につけることであらゆる恩恵を受けることが出来ます。
例えば尾張地方の豪族である川並衆は米納という技能を持っており、6月初めに兵糧を納めるという効果があります。
また伊賀の柳生衆は剣豪という技能を持っており、武将が獲得できる武勇の経験値が増加するという効果があります。
さらには全国どこでも援軍を送ってくれる国人衆が多く存在するので戦略にはかかせない存在です。
自軍の兵士が敵軍よりも劣勢であっても、国人衆の援護のお陰で合戦に勝利したケースは数えきれない程あります。
様々な分野で影響力がある国人衆がより合戦での戦略性を増してくれます。
迫力ある合戦
「近接視点」では兵士ひとりひとりの動きまで表現されており臨場感のある合戦シーンを楽しむことができます。
合戦中は自らが指揮し部隊に対して細かな指揮を与えることができます。
様々な状況の中で適切な指示をすることにより劣勢からの勝利となる場合も多々あり、言葉には表すことが出来ない程の達成感や高揚感を味わうことができます。
また武将には合戦中に使うことができる「戦法」を持っています。
攻撃力上昇や敵の行動を制限するなど様々な効果を発揮します。
この戦法を使うタイミングなどによっても戦況を大きく変えることができるので采配の面白さでもあります。
歴史好きにはたまらない戦国時代ストーリー
史実をもとにした歴史イベントをムービーで再現しており、どの勢力においてもストーリーを楽しむことができます。
プレイヤーの行動により史実では考えられなかった新しい歴史を創造することも可能です。
もちろん有名な歴史イベントは変えることはできませんが、史実では死んだはずの武将が生きているなどの歴史を創造できます。
また有名武将のエピソードをムービーや会話イベントにより表現されています。
歴史上の出来事や武将たちの生き様を体験することができます。
まとめ
歴史シミュレーションゲームと言えば、この「信長の野望」と断言できる程の人気であり知名度が高いゲームです。
ずっと信長の野望シリーズはプレイしていますが、ナンバリングタイトルによってはシステムが自分と合わずにプレイを断念したものもあります。
しかしこの創造は箱庭内政を筆頭にコツコツ育てる系が好きな私にとっては最高の信長の野望シリーズとなっています。
箱庭内政は内政や築城、街道整備などの戦いの準備としての行動が可能であり楽し過ぎました。
また武将との会戦となればリアルタイムで臨場感あふれる戦闘を肌で感じることができます。
歴史好きでシミュレーションゲーム好きの為のゲームタイトルです。
是非歴史シミュレーションに興味を持ったらプレイしてみて下さい。