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【ファイアーエムブレム風花雪月】〖レビュー〗ストーリーが熱い!シミュレーションRPGの最高傑作!

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あんそる

ファイアーエムブレム風花雪月をプレイした感想や評価をご紹介しています。

ファイアーエムブレムシリーズは何年かぶりにプレイしましたがシミュレーションRPGゲームの面白さは健在でした。RPGとシミュレーションRPGの違いはやはりバトルシステムです。ファイアーエムブレムシリーズに興味がある人は是非とも読んでもらいたいです。

ゲーム内容


任天堂から発売されているファイアーエンブレムシリーズの第17作目のタイトルです。

シミュレーションRPGゲームと呼ばれるゲームジャンルを確立させたパイオニア的存在のゲームタイトルです。

バトルでのマップは格子状のマス目になっており、ユニットはこのマス目に沿って移動します。

各ユニットを動かして攻撃や回復などの行動をして、自軍と敵軍のターン制を繰り返すことで戦いが進んでいくジャンルとなります。


とても戦略性の高いバトルを楽しむことができ、ストーリーの面白さも定評があります。

キャラの育成や没入感、独特なシステムが好評な絶大な人気のあるゲームタイトルです。


本作では二部構成となっており、第一部は士官学校編で学生の教師となり、自分の教室の生徒を教育・成長させていくストーリです。

そして第二部は戦争編として、自分が成長させた生徒たちが戦乱の渦に飲み込まれていきます。

ジャンルシミュレーションRPG
開発元インテリジェントシステムズ・コーエーテクモゲームス
販売元任天堂
発売日2019年7月26日
希望小売価格7.678円(税込)
対応機種Nintendo Switch

あらすじ


舞台となるフォドラは三つの勢力によって統治されています。

千年以上の歴史を持ち大陸の南半分を支配する「アドラステア帝国」。

寒冷な北の大地を王と騎士たちが治める「ファーガス神聖王国」。

そして大陸の東側で王を戴かず有力貴族による共同体を成す「レスター諸侯同盟」。

かつては戦乱の嵐が吹き荒れたフォドラも今はこの三国の均衡により平穏が保たれています。


三国の中央に位置するセイロス教の総本山は、同時に騎士団を擁する大修道院があり、フォドラを未来を担うか若者を育成する士官学校としての側面も持っています。

そして士官学校には各国の出身者別に編成された三つの学級が存在しています。

主人公は士官学校の教師の三つの学級から担任する教室を選び、生徒たちを育成しながら戦場では指揮官として采配を振るうことになります。

ゲーム評価

ストーリー・世界観:★★★★☆4
三国の均衡が崩れるというRPGの王道のストーリーですが、また下から這い上がっていく過程はやはり面白いです。剣と魔法、騎士団や王国など没入しやすい設定も良いです。

バトルの面白さ:★★★★☆4
シミュレーションRPGゲームの醍醐味であるバトルは、戦術を立てて敵の動きを予想しながらの緊張感を満喫できます。モードは切り替えが可能ですが、死んだら復活しないクラシックモードでプレイするとさらにバトルに重みが増して面白いです。

育成要素:★★★★★5
仲間を育てる面白さはずば抜けています。能力値がそのままバトルでの数値になるので非常に分かりやすく育成にハマります。仲間ごとに得意不得意はありますが、基本的に自分の好きなキャラ育成が可能であり自分好みのパーティーを編成することができます。

キャラの魅力度:★★★☆☆3
敵味方関係なく魅力あるキャラが多く登場します。特に自分の教室の生徒はストーリーを進めていくと過去を知ることが出来てより感情移入することができます。

やり込み度:★★★☆☆3
ストーリーを進める以外では外伝クエストや敵の討伐クエストなどがありますが、その他のやり込み要素はありません。

ボリューム:★★★☆☆3
バトルがシミュレーションRPGのため長時間になりがちです。ストーリーのボリュームはプレイ時間約80時間ほどでしたが、外伝クエストやレベル上げなどを極めるともっと長くプレイすることができます。

総合評価:22/30

評価点

戦略性の高いシミュレーションバトル

このゲームタイトルの一番の醍醐味は間違いなくバトルの面白さです。

通常のRPGゲームとは違い、戦闘は全てマス目のあるマップでターン制で進行します。

自軍のターンでユニット移動させて攻撃や回復などの行動を選びます。自軍のターンが終了すると敵軍のターンとなり敵ユニットが行動をします。

このターン制のバトルが非常に奥が深く難易度も高いですが面白いです。


通常のRPGゲームの戦闘とは異なり、ただボタンを連打していれば勝てるバトルは一つも存在しません。

敵の行動を予測し、自軍のユニットの能力や攻撃パターンを把握しながら進軍していく緊張感は癖になります。

さらにはマップ上のマス目には地形効果が付与しているマップも存在します。

地形効果を活用しながらの進軍を考え、ありとあらゆる可能性を考えてのバトルは楽しくてしかたありません。


またファイアーエムブレムシリーズの最大の特徴として、戦闘中に死んだユニットは生き返らないという設定があります。

この設定により戦闘シーンの緊張感が増しクリアした後の達成感や高揚感を倍増しています。

この生き返らない設定はコアのファンからは絶大の人気があります。

今作は設定の変更が可能で、従来の生き返らない設定が好まれる人は「クラシック」、戦闘中に死んだユニットがいても戦闘が終われば生き返る設定が好まれる人は「カジュアル」を選ぶことができます。

ファイアーエムブレムシリーズにはなくてはならないものですが、難易度は高くなり初心者にはプレイしづらい難点もあります。

あんそる

このシミュレーションバトルの面白さを感じるのはどうしても個人差がありますね。でもコツコツとキャラを育成することが好きな人はバトルにおいてもシミュレーションにハマると思っています♪

完成度の高いキャラ育成

RPGゲームを数えきれない程プレイしてきましたが、このゲームタイトル以上にキャラ育成が面白いものはないと断言できます。

キャラ育成に関するボリュームは他のゲームタイトルの追随を許さない程圧倒的に面白いです。


今作では学校で生徒に教育するという形でキャラを育成することができます。

キャラに応じて自分の好みに合わせて、様々な兵種に自由にクラスチェンジすることができます。

キャラの個性を見極めて、伸ばしたい能力を決定して生徒の成長を楽しむことができます。

またクラスチェンジも兵種ごとに資格試験に合格するというもので、この設定も斬新な感覚で面白です。

クラスチェンジの資格試験に合格するためにステータスや技能を上げて、目的を持った育成ができる点も面白さです。

生徒の教育には様々な方法があり、個別指導やグループ課題などがあり、戦闘以外でもとても楽しむことができます。


ユニットは敵を倒すことで経験値を得てレベルアップします。

特徴的なのはこのファイアーエムブレムシリーズのキャラのステータスのレベルアップはランダムだという点です。

成長率は個性があるのでレベルアップしても必ずステータスが上がるものではありません

これらのステータスのレベルアップの成長率はユニットごとに固有であり、0~100%の成長率が設定されています。

このランダム要素のおかげで一喜一憂はしますがのめり込む要因ともなっています。

自分が一生懸命育てたキャラが、自分の思い通りに動いて目的を達成する本格派のシミュレーションRPGゲームです。

あんそる

先生として生徒に教えるという設定でのキャラ育成は斬新であり楽し過ぎましたね♪ファイアーエムブレムシリーズはバトルの面白さと育成の楽しさを上手く融合させた素晴らしいゲームタイトルですね。

戦闘を熱くするバトルシステム

歴代のファイアーエムブレムシリーズの中でも特にバトルシステムが格段に進化してします。

まずは何といっても「騎士団」システムです。

「騎士団」システムとは、各ユニットに騎士団を配備することで兵士を率いて一緒に戦うことが出来ます。

実際の戦闘ではユニットのバトルとなりますが、騎士団を配備することでユニットのステータスが上昇します。

騎士団ごとに上昇するステータスは異なりますが、戦闘中もユニットの後ろに騎士団が存在しており一緒に戦闘してくれます。

文字通り騎士団を率いて戦っている感覚となりバトルがより楽しくなります


また騎士団を配備したユニットは「計略」を発動できるようになります。

騎士団が持っている能力であり騎士団ごとに変わりますが、物理攻撃型や魔法攻撃型、回復など様々な「計略」があります。

騎士系の騎士団であれば決められたマス目に範囲攻撃や、味方の攻撃力を上げたり防御力を上げることも可能です。


この「計略」によりさらにバトルが奥深いものになります。

行動の選択肢が増えるのでダイナミックな戦略も可能となります。

戦闘中はいつでも発動が可能なので、「騎士団」システムのおかげでバトルの戦略の幅が非常に大きくなりました。


またファイアーエムブレムシリーズは戦闘中に死んだキャラは生き返らないという設定が主流であり人気です。

この設定によりバトルの難易度が上がり、緊張感も達成感も倍増するというコアのファンから人気の高いものです。

しかしファイアーエムブレムシリーズをプレイしたことがない人にとっては敷居が高い設定となります。

この独特のファイアーエムブレムの世界観を壊さず、緊張感もなくならない画期的なシステムを今作では採用しています。

戦闘中に時間を巻き戻せるというシステムを導入しています。

「天刻の拍動」というアクションで使用すると、一手単位で時間を巻き戻し再度指示行動をすることができます。

もちろん使用回数は制限があります。今まではユニットが死んでしまったらクリア目前でも始めからプレイしなければいけませんでした。

ユニットを一人でも失ってしまうとストーリーや進行にも問題があるので何度も同じマップをやり直すことがよくありました。

これが何度も起こるとさすがにモチベーションが続かずに休止することもあります。

しかしこの「天刻の拍動」があると一からやり直す必要がなく、一手前からストレスなくやり直すことができます。

時間を戻すという設定なのでユニットを生き返らせるのとは違います。今までのファイアーエムブレムの醍醐味を崩さないで、初心者にとっても、経験者にとってもすばらしい追加要素です。

あんそる

騎士団という新しいシステムが本当に面白かったですね♪騎士団を率いて戦うことでバトルでの選択肢が増えて楽しさ倍増でした。もうこれからはなくてはならない存在ですね。

ファイアーエムブレム風花雪月
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RPG好きにはたまらない重厚な物語

このゲームタイトルのストーリーの面白さは間違いありません。帝国や王国などの騎士が存在する世界感が最高です。

今作ではシリーズでは珍しく二部構成となっています。


第一部では主人公は士官学校で生徒の教師となります。

自分の好きな学級を決定し、学級の生徒たちを教育・育成していきます。生徒の特性を見極めながら技能を磨き、最高の士官となるように指導していきます。

この学校パートで一生懸命成長させた生徒は、これから先もずっと一緒の仲間として戦っていくのでどのように成長させるかという計画性も必要となってきます。

ヨーロッパの士官学校のような場所で、同期や生徒と一緒になって学び強く成長していきます。

そして自分や生徒が成長するにつれて、どんどんストーリーも加速していきます。


そして第二部では、士官学校での日々から5年後、三国が争う戦争を三国それぞれの視点で描いています。

登場人物一人一人の背景が詳細に作り込まれていて、キャラクターごとに存在するストーリーも引き込まれます。

サプライズ要素が多くあり、友情や裏切り、戦争などの要素が多く散りばめられた素晴らしいストーリーです。

ファイアーエムブレム風花雪月
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まとめ

シミュレーションRPGのパイオニア的なゲームタイトルです。

RPGゲームの主流がオープンワールドというジャンルになってきている中で、ファイアーエムブレムシリーズはシミュレーションRPGゲームとして人気を得ています。


シミュレーションRPGゲームの醍醐味であるバトルでは、戦略性が高く難易度も高い濃厚な戦闘を楽しむことができます。

そしてたった一人のユニットの行動を間違えてただけで全滅することもあります。

他のRPGゲームのように適当にボタンを押していれば倒せる敵は一人もいません。

自軍と敵軍のターン制で戦闘は進んでいくので、敵軍のターンになったら全ての敵の行動や攻撃を受けなければいけないという難しさがあります。

一つ一つの行動を計画し敵の動きを読み、突発的な事にも柔軟に対応していかなければいけません。

このユニット一人一人の行動を考え尽くして実行する楽しさは計り知れません。

そして思い通りの戦略ができた時の達成感は半端ないです。


また今作では戦闘システムが大幅に改善、追加しており、初心者の人もコアなファンの人も楽しめるゲームへと進化しています。


シミュレーションRPGに興味がある人は是非プレイをお勧めします。

シミュレーションRPGゲームの概念が変わります。

それでは良いファイアーエムブレムライフを。