二ノ国2をプレイした感想や評価をご紹介しています。
二ノ国シリーズのナンバリングタイトル2番目となります。アニメ風のグラフィックでとても美しいゲームタイトルですが、RPGとしてのやり込み要素や面白さも満載でした。また主人公が国王を目指していく設定もRPGとしては斬新であり面白かったです。
ゲーム内容
レベルファイブが2010年より展開をしているオリジナルIPのRPGゲーム「二ノ国」シリーズの続編となります。
ジオラマのように表現された広大で美しい世界を冒険できるファンタジーRPGゲームです。
またキングダムモードという自分の国を発展させ大きく繁栄させることができるモードがあり、自分の好きなように王国を作ることができます。
陰謀により国を追われた幼き王のエバン。
大切な存在との別れを経てエバンは自らの王国を作る事を決意します。
これは少年が偉大な王となり巨悪を討つまでを記した物語です。
ジャンル | RPG |
開発元 | レベルファイブ |
販売元 | レベルファイブ |
発売日 | 2018年3月23日 |
希望小売価格 | 8.800円(税込) |
対応機種 | PlayStation 4//Microsoft Windows/Nintendo Switch |
あらすじ
二ノ国とはこの世界とは別の場所に存在するもう一つの世界。
そこでは我々の世界とは全く違う歴史が紡がれていました。
遠い昔に忘れ去られた大切な何かを守りながら二ノ国は存在し続けています。
二ノ国の主要国家であるゴロネール王国では国王ラウゼオが突然死亡する事件が発生します。
息子である「エバン・ドリスファン・ニャンダール」は13歳にして王位継承とすることになりました。
しかし国王に仕えていたニャウ族が反旗を起こしクーデター発生します。
ゴロネール王国を去ったエバンは信頼する仲間と共に、自分の国を建国するべく旅に出るのです。
ゲーム評価
➊ストーリー・世界観:★★★★☆4
主人公が国王という設定のRPGゲームはプレイした記憶がないので斬新でありとても楽しむことができました。世界観とストーリーがマッチしておりファンタジーRPGを堪能できます。
➋バトルの面白さ:★★★★☆4
簡単な操作で繰り出すことができる技は非常に爽快でした。またフニャがバトルに参加することにより選択肢が増えて面白さが倍増しています。
❸育成要素:★★★☆☆3
敵を倒した経験値によりレベルアップしてステータスが上昇するシステムとなっています。フニャもアイテムによりレベルアップが可能なので育成する楽しみがあります。
➍キャラの魅力度:★★★☆☆3
クエストを受注することにより王国の仲間が増えていく仕組みなので、NPCの魅力度は高くなっています。
➎やり込み度:★★★★☆4
キングダムモードやダンジョン、進軍モード、魔瘴気モンスターの討伐などメインストーリー以外のやり込み要素は多くあります。
➏ボリューム:★★★☆☆3
クリアまでは約60時間かかっています。やり込み要素である魔瘴気モンスターの討伐やキングダムモードに時間をかけたのでこの時間となっています。
総合評価:21/30
総合評価は21点です。和製RPGゲームの王道と言うべきゲームタイトルですね♪キングダムモードは本当にハマりますよ。
評価点
➊美しく優しい世界
➋ダイナミックなバトルシステム
❸キングダムモード
➍王国作りのやり込み要素
➎フニャという存在
➊美しく優しい世界
グラフィックは非常に綺麗で、アニメのような独特なタッチで描かれた大自然は思わず見とれてしまいました。
広大なフィールドには、美しい森があり、水の流れる綺麗な川があり、美しい街並みがあり、威厳溢れる城があり、透明感のある青空があり、どれも素晴らしいグラフィックでした。
またキャラクターとの会話シーンであっても、グラフィックのクオリティーはそのままで、全く違和感がありません。
境目もなくスムーズに物語が展開していくのでストーリーも会話も没頭することができました。
まさにアニメの中を冒険しているような贅沢な時間でした。
ただ二ノ国2はフルボイスを廃止しているので演出が乏しく感じました。前作の二ノ国はムービーシーンはフルボイスだったので臨場感がありましたね♪
➋ダイナミックなバトルシステム
バトルシステムはいろんな要素があり個人的にはとても楽しめました。
難しい操作は一切なくボタン一つで演出されたスキルが発動していくので、スピーディーでダイナミックな戦闘シーンが味わえます。
キャラクターの切り替えもボタン一つなので、細かくコマンドを指示したい場合でも対応できます。
キャラクター固有の戦闘スタイルがあり、必殺技と言われるスキルを発動することができます。
また武器には「バースト値」が存在します。
画面左上に表示されたバースト値が100%の状態でスキルを発動すると、「バースト効果」によりスキルの威力や性能がアップします。
また戦闘においてもフニャの存在は欠かせません。
フニャという精霊を仲間にすることが出来て成長させて一緒にバトルに共闘できます。
フニャには固有のスキルがあり、スタイルも様々で自分の好みのチームを作ることが出来ます。
序盤は回復するアイテムやスキルが少ないので、回復に特化したフニャがサポートしてくれたお陰で冒険がスムーズに進みました。
また攻撃型のフニャは攻撃スキルが大胆で楽しくさせてもらえました。
フニャは固有のスタイルがあるので、自分の好きなスタイルでチームを作ることができます。
フニャは4体しか連れて行けないので自分の好きな組み合わせを考えて、成長させていくのも醍醐味となります。
❸キングダムモード
キングダムモードとは自分の国を発展させ大きく繁栄させることができるモードです。
要するに自分の好きなように自分の国を作ることができるのです。これが二ノ国Ⅱの一番の醍醐味であり面白い要素です。
王国を運営するには王国資金(キングダムゴールド)が必要です。
新たな施設や施設のランクアップ、研究にも王国資金が必要になります。
主人公が持っているゴールドとは別の資金なので別で稼ぐ必要があります。
資金管理が異なるので全く違うゲームタイトルをプレイしている感覚にもなります。
また施設には仕事を担ってもらう人材が必要になるので、自分で見つけてスカウトしなければいけません。
王国で働いてくれる人材を発掘するために、スカウトしたい人材の願いを叶えるとスカウト成功となり王国に参加してくれます。
このスカウトはサブクエストとしていつでも確認が可能なので、王国の人材集めが楽しくてたまりません。
人材をスカウトし王国の施設に適材適所に配置をすると、効率よく国を発展させることができるようになります。
研究施設で研究することで新しいスキルや魔法、アビリティーを得ることができます。
さらに施設を増やし人材を増やして国を発展させていくと外見も大きく変わっていきます。
目に見えて王国が成長していくのでやりがいがあり楽しくて仕方ありません。
https://and-salt.com/ninokuni2-kingdom-mode/➍王国作りのやり込み要素
キングダムモードの面白さは、もう一つ別の意味での違った面白さもあります。
施設を建築して適正な人材を配置することにより、様々なその施設に対応した事柄を研究することができます。
研究することで新しい魔法やスキル、アビリティを得ることができます。
また王国を大きくして新しい施設を建設すると、出来る事が格段に増えていき武器や防具などのアイテムも手に入れることができます。
限られた王国資金の中で、自分が建てたい施設を選ぶことができます。自分の好きなように育てたいアビリティや欲しいアイテムを優先させることもできます。
自分が育成したいものや強化したいものを自由に選択することができるのです。自分だけの優先順位で冒険を進めることができます。
魔法を強化したいのであれば、魔術研究所で研究してより強力な魔法を得ることが出来ます。
強い武器が欲しいのなら武器屋で研究をしてより強い武器を手に入れることもできます。
この自由さが本当に面白いです。
そしてストーリーとの関連もあるので、このキングダムモードとストーリーの繋がりも非常に面白いです。
この人材が本当に魅力ある人ばかりで、個々様々なスキルや特技を持っています。このスキルや特技を一番生かせる配置にできるように王国を設計しなければいけません。
人材が多くなると王国も発展していき、メインクエストもクリアしやすくなるのでどんどんハマっていきます。
➎フニャという存在
とにかくこのゲームタイトルのマスコット的存在でありとても可愛いです。
可愛いだけではもちろんなく戦闘でもものすごく活躍してくれます。
バトルでの仲間として様々なサポートをしてくれます。
また「号令スキル」はフニャたちのサークルに入って号令スキルを発動することでフニャごとの固有の必殺技を繰り出すことができます。
この「号令スキル」はフニャごとに様々な効果があり、フニャの組み合わせを考える面白い要素のひとつとなります。
ストーリーでもフニャの能力により進むことができたり、謎を解決することができるので必要不可欠な存在です。
ストーリーでもバトルでも大いに活躍してくれる頼もしくも可愛らしい仲間です。
そしてフニャ集めも癖になります。
https://and-salt.com/category-game-capture-ninokuni2-funya/気になる点
進軍モードという、主人公が軍を率いて敵と戦うモードがあります。
フィールド上で4つの部隊に囲まれながら、相手の部隊の弱点である部隊を前に出して進軍していくモードです。
軍団は剣や斧、槍、弓、銃などがあり、対する職種により得手不得手があります。進軍して敵を殲滅するという目標で戦うことになります。
このモードになると主人公はマップ上で簡単なアイコンになります。普段の美しい世界観に比べるとクオリティが低く感じます。
ただし進軍モードとして仕組みとしては楽しむことができましたが、グラフィックは向上して欲しいです。
まとめ
前作の二ノ国同様スタジオジブリが開発に携わった手描きアニメの世界観が広大でとても美しいです。
まさにジブリ映画の中を冒険している感覚です。
またバトルはボタンひとつで簡単にダイナミックな技を出すことができます。
非常に爽快でスピーディーなバトルを楽しむことができます。
そして共に戦ってくれるフニャとの共闘も非常に面白いです。
フニャとの連携もバトルにおいては重要なのでやりがいがありました。
前作の二ノ国よりもアクション性が増し、スピーディーでエフェクト効果の高い戦闘システムに生まれ変わりました。
前作の二ノ国もプレイしましたが、美しい世界観が同じだけで続編ではないので、二ノ国2からプレイしても楽しむことができます。
昔ながらのロールプレイングゲームにような温かい気持ちにしてもらえました。
アニメのようなグラフィックですが全体的に非常にクオリティーが高く、RPGゲームの王道というべきゲームタイトルです。
またやり込み要素も満載であり、フニャ集めやサブクエストである人材スカウト、ツバクロクエストも素晴らしく癖になるコンテンツです。
そして「夢幻迷宮」というランダムダンジョンでの探索も面白いです。
刻一刻と危険度が上がっていくダンジョンでレアアイテムを見つけるために探索するという楽しみもあります。
是非ともプレイして欲しいゲームタイトルです。