ダークソウル2をプレイした感想や評価をご紹介しています。
ダークソウルシリーズのナンバリングタイトルの2番目となります。ダークソウルシリーズ史上最高の難易度と名高いゲームタイトルです。ダークソウルシリーズでは一番癖が強いゲームですが良ゲーなのは変わりありません。
ゲーム内容
フロム・ソフトウェアが発売しているダークソウルシリーズの第二弾です。「死にゲー」というジャンルを作り上げたパイオニアのダークソウルの続編となります。
ダークソウルシリーズの恐怖や絶望、達成感は健在であり、アクションRPGゲームとして完成された作品です。
ダークソウル同様、死が隣り合わせにあるダンジョンを捜索する緊張感、強敵と遭遇する恐怖を体験できます。
アイテムを発見した時の喜び、新しい道や扉を開いた時の高揚感などRPGゲームが持っている面白さを全て詰め込んだ最高のゲームタイトルです。
ダークソウル2のコンセプトとしては困難を達成した時の達成感とプレイヤー同士の緩い繋がりとなっています。
ジャンル | アクションRPG |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
販売元 | フロム・ソフトウェア |
発売日 | 2014年3月13日 「ダークソウル2」PS3 2015年4月9日 「ダークソウル2 Scholar of the First Sin」PS4 |
希望小売価格 | 5.720円(税別) |
対応機種 | PlayStation3/PlayStation4/Microsoft Windows/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox 360 |
あらすじ
かつて古代の時代に発言したという「はじまりの火」。
悠久に続くと思われた火の煌めきだったが徐々にその力が弱まっていきました。
それに呼応するように幾つもの国が興り幾人もの王が生まれては滅亡していきました。
その最中ヴァンクラッドという男がひとつの国を興します。
ドラングレイグと言われたこの国の王であるヴァンクラッドは「はじまりの火」からソウルと呼ばれる力を見出していきます。
その力を使い竜騎兵と共に次々と各地を蹂躙し克服していきました。
永華を極めたヴァンクラッドですがその力が大きくなるほど不死者の刻印である「ダークリング」を発言する人間が増えていきました。
不死者は文字通り不死ですが幾度となく死を繰り返すことで精神が徐々に擦り切れて記憶が曖昧になり、やがて見境なく人を襲う「亡者」へと変貌と遂げています。
そんな不死者がドラングレイグに萬栄していることに頭を悩ませた王は、王妃デュナシャンドラの助言を得て、侵攻の刃を遥か北の大地に存在するという巨人の国へと向けます。
異国の地でもヴァンクラッドは暴虐の限りを尽くし、人がやがて不死者になるという因果を断ち切るべく巨人の国から「何か」を奪い去りました。
巨人たちの力を使って城やゴーレムを作り出したヴァンクラッドは更に大きな力を持つようになりました。
この繁栄は永遠に続くものだと誰もが信じて疑いませんでした。
怒り狂った巨人たちの復讐が始まるまでは。
巨人たちは気が遠くなるような時間をかけてドラングレイグを徐々に滅ぼしていきました。
人が死に不死者が生まれ城が破壊されていく中、壊れかけの王の傍らで静かに王妃だけが笑みを浮かべていたといいます。
心が折れた王は自らを王城の奥に閉じ込め何もかもから目を背けました。
それからドラングレイグが亡国と呼ばれるほどに永い時間が経ちました。
3人の老婆に論されるまま一人の不死者が辿り着いたのは”終わった地”とされるマデューラ。
その地にある小さな篝火の前に緑衣の巡礼服を着た女性がひとり佇んでいました。
辛うじて人の営みが残るマデューラを拠点にしながらかくして小さな不死者の力を得る旅、ソウルを得る旅が始まります。
ゲーム評価
➊ストーリー・世界観:★★★☆☆3
ダークソウルシリーズはストーリー性があまりなく内容が理解できません。このダクソ2も同様でありストーリーを楽しむゲームではありません。
❷バトルの面白さ:★★★★★5
人を選びますが心が折れるバトルはやりがいがあります。雑魚敵であっても油断は厳禁であり必死に戦う必要があるので緊張感のあるバトルを常に楽しむことができます。
❸育成要素:★★★★★5
ダークソウルシリーズではおなじみのソウルを使用してステータスをアップしていくシステムです。自分の好みで自由な育成を楽しむことができます。
➍キャラの魅力度:★★★☆☆3
ストーリー性が乏しいためにNPCの魅力もほとんど感じることはありません。
➎やり込み度:★★☆☆☆2
メインストーリー以外には特にやり込み要素は存在しません。
➏ボリューム:★★★☆☆3
プレイ時間は約70時間でした。アクションRPGゲームとしては妥当なプレイ時間です。
総合評価:21/30
総合得点は21点でした。ダークソウルリマスターと同じ得点になってますが、バトルの面白さや育成の楽しさ、世界観はずば抜けたゲームタイトルですね。
評価点
➊死にゲー史上最高難易度
❷心が折れるバトルの難しさ
❸戦略性の高い立体的なマップ
➍緩く繋がるオンライン
➎前作からの進化
➊死にゲー史上最高難易度
ダークソウルシリーズの最大の面白さは何といってもやはりすぐに死んでしまう難易度の高さです。
とはいってもただ難しいだけのアクションRPGゲームではありません。
死にゲーとはすぐに死ぬゲームではなく、難易度は難しいが何度も挑戦しながら自分自身も成長してひとつひとつクリアしていく楽しみ方ができるゲームジャンルです。
フィールドでは前作にはなかったダンジョンの仕掛けが豊富に設置されました。
松明がないと真っ暗でほとんど見えないダンジョンが多くなっています。
他のダークソウルシリーズでは暗闇でもなんとか見ることができましたが、本作では本当何も見えません。
松明を持たなければいけないということは片手が塞がるので必然的に難易度は上昇します。
またファロスの石と呼ばれるアイテムがないと通れない扉が存在します。
このアイテムは入手困難であり数量限定の貴重品なので攻略の難易度が上昇します。
またボス戦では事前に仕掛けを解除しておかないとボスのステージで不利になることや、遠距離武器を使用しないと攻略が難しい仕掛けもあります。
フィールド上の攻略の難易度も大幅に上昇しています。
❷心が折れるバトルの難しさ
ダークソウルシリーズの中で一番の難易度が高いゲームタイトルと言っても過言ではないです。
もちろんプレイヤーによって感じ方は様々ですが、私個人の見解では間違いなく死にゲーの中の死にゲーであると断言しています。
理由はいろいろありますが一番の特徴は出現する敵の数が多いことです。ダークソウル2以外のシリーズでは、
もちろん死にゲーであるので攻略は難しいですが、それでも敵をひとりずつヒット&アウェイ攻撃が可能でした。
しかし本作では圧倒的に敵の数が違います。
一度に襲っている敵の数が多ければ多いほど難易度は倍増していきます。
敵ひとりひとりをどうやって倒すか考えるのではなく、この敵の数をどう対処していくかという戦略が必要となります。
またボスだけでなく雑魚敵に対しても常に緊張感を持ちながら戦闘します。
雑魚敵であっても油断をすればすぐに倒される可能性があるからです。
主人公の装備やステータスをレベルアップし、敵の弱点や行動パターンを調べながら上手くなっていき敵に挑んでいく過程を楽しむゲームタイトルでもあります。
非常に難しいですが、しっかりと準備をして挑めば必ず倒すことができます。
何度も挑戦をして倒したことができた瞬間の達成感や高揚感は一度味わうとやみつきになります。
恐怖に打ち勝ち、強敵を倒した時の達成感は一度味わうとやみつきになります。
❸戦略性が高い立体的なマップ
ダークソウル2の特徴として探索する場所を好きな順番で選ぶことができる圧倒的な自由度があるマップ構成となっています。
隙間の洞を抜けた先にある「マデューラ」という場所を拠点として各ステージに挑戦していく仕組みとなります。
各ステージにの最深部に存在するボスを倒すことでソウルを集めていく流れとなります。
そしてその緊張の中を探索し、珍しいアイテムを発見できた時の喜びも格別です。
一切妥協のない難易度が、探索の緊張感や恐怖心を増幅し、本当の意味での冒険を楽しむことができます。
今まで行けなかった場所に行けるようになる新しい道を発見した時の高揚感。
探索によって得たアイテムにより、自分の武器を強化して強くなっていく過程を楽しむことができます。
少しずつ探索場所を広げていくRPGゲームの面白さがこのゲームタイトルにはあります。
➍緩く繋がるオンライン
他のプレイヤーと緩やかに繋がることができるのもこのゲームタイトルの醍醐味となっています。
他のオンラインプレイでは、メッセージを送らなければいけないルールがあったり最低限のコミュニケーションを取る必要があるものがあります。
しかしこのゲームタイトルのオンラインプレイはリアクションだけで繋がることができ、オンライン特有のストレスは感じません。
また協力プレイや敵対プレイもシングルプレイからスムーズに移行することができます。
協力プレイは他のプレイヤーさんに助けてもらったり一緒に攻略することができるオンライン要素です。
白霊という協力者となりホストと一緒に冒険をしたり、闇霊という侵入者に対抗するために実在するプレイヤーと楽しむことができます。
逆に侵入者として侵入されたりもします。
この情け容赦ない侵入によりこのゲームの難易度を上げています。
雑魚敵でも強くてすぐに死んでしまう可能性があるのに、他のプレイヤーの侵入者が出現したときの絶望感は言葉には表すことができません。
常に緊張感が半端なく、アドレナリンは出っぱなし状態が続き面白さが常にマックスです。
➎前作からの進化
ダークソウルの第二弾となりますがストーリー的にも繋がってはいないので初代を未プレイな人でも安心してプレイすることができます。
前作からプレイしやすくなるような改善点が多くあるので満足度は高くなっています。
二刀流の実装
二刀流という戦闘スタイルが実装されたことがダークソウル2の一番のお勧めポイントです。
組み合わせは指定されているものの、特定の武器同士で、武器の必要能力の1.5倍を満たすと二刀流という攻撃パターンが変わるスタイルに変更できるようになりました。
これがすごくかっこいいです。
武器モーションも変更され非常にかっこよく、強さも上昇しているので戦闘スタイルとして活用できます。
亡者度
これもダークソウル2の特徴の一つです。
本作では死ぬと最大HPが徐々に減っていく仕様に変更されています。
また亡者度というステータスがあり様々な効果があります。
例えば亡者度が高いほど火力が上がる武器が存在します。
亡者でしか開かない扉や亡者でしか反応してくれないNPCなどもいます。
マッチング
前回のレベル差マッチングから総ソウル取得量に変更されました。
また周回面の仕様も変更されています。
前作はラスボスを倒した直後には強制的に周回してしまいますが、今回はラスボスを倒した後でも世界を探索できます。
マデューラの篝火に周目の世界に行くという選択肢を選べばいつでも任意に周回できるようになりました。
まとめ
日常では決して味わえない感情をフルに体感することができるので探索が面白くて癖になります。
死にゲーと呼ばれるだけあってすぐに死んでしまうほど難易度が高いですが、何度も挑戦をして倒せた時の達成感は格別です。
ダークソウル2の特徴としては二刀流の導入が面白く、前作と比べるとダンジョンでの仕掛けが多いと感じます。
始まりの場所から色んな場所に行けるので、シリーズの中では一番自由度が高いと思います。
またダークソウルシリーズでは主人公のステータスのレベルアップ以外にも、武器のレベルアップやカスタマイズ要素があります。
必要なアイテムや素材を入手したら鍛冶屋で武器をレベルアップしたり、違った属性をつけたりできます。
この武器のカスタマイズによる攻撃力の上昇がものすごく大きいので、探索や敵との戦闘において非常に重要となってきます。
自分の戦闘スタイルを決めてずっと装備し続ける武器を決定して、同じ武器を育てていく必要があります。
武器を強く出来るアイテムや素材は序盤ではとても希少性の高いものなので失敗は許されません。
後戻りできない武器のカスタマイズの面白さがあります。
また様々な属性を付加することもできます。
この属性の選択により攻撃に様々な効果が付くので、敵の弱点を突くことができれば戦闘が楽になります。
属性の効果も攻撃力として加算されるので攻撃力が強くなった事が一番実感できます。
主人公のステータスを上げて武器を強くすることでどんどん強くなる楽しさが加速していきます。
このダークソウル2はダークソウルシリーズでは一番とっつきにくいのかもしれません。
なぜならダークソウルと比べて、色々なシステムや仕様を変更している為です。
言ってしまえばダークソウルシリーズの挑戦編です。
とはいえダークソウル2ももちろん素晴らしいゲームです。
色々と試行錯誤している感じは肌で感じてしまいますがそれでも面白いアクションRPGゲームです。