「GameSir T4 Kaleid」のレビューをご紹介しています。
GameSir社が開発した有線接続の多機能ゲーミングコントローラーです。PC(Windows 10/11)、Nintendo Switch、Android 8.0以降に対応しており、高い操作性と耐久性を兼ね備えたモデルとして注目されています。
スイッチコントローラーの概要や主要機能、デザインや外観など詳しく解説しています。またユーザーレビューや他社製品との比較も掲載しているので購入の際の参考にしてもらえれば嬉しいです。
目次
【GameSir T4 Kaleid】〖レビュー〗概要と特徴
▶概要

項目 | 内容 |
---|---|
製品名 | GameSir T4 Kaleid |
型番 | T4k |
メーカー | GameSir(ゲームサー) |
対応機種 | Nintendo Switch、Windows 10/11、Android 8.0以降 |
接続方法 | 有線接続(USB Type-C) |
主な機能 | ・ホールエフェクトセンサー搭載スティック・トリガー・6軸ジャイロセンサー・背面マッピングボタン×2・RGBライト搭載(1680万色)・3.5mmオーディオジャック・専用アプリによるカスタマイズ機能 |
サイズ | 約156 × 107 × 60 mm |
重量 | 約212g(ケーブル含まず) |
素材 | 透明ABS樹脂(クリアボディ) |
カラー | クリアブラック(RGBライティング付き) |
特徴 | ・高精度で耐久性の高いホールセンサー採用・視覚的に魅力的なクリアボディ・低遅延の有線接続・マルチプラットフォーム対応・カスタマイズ性の高さ |
販売元オンライン | Amazon公式ストア 楽天市場 Yahoo!ショッピング |
▶主要機能

❶ホールエフェクトセンサー搭載スティック&トリガー
GameSir T4 Kaleidは、摩耗しやすい可変抵抗式ではなく「ホールエフェクトセンサー」を採用しています。これにより、物理的な接触が少なくなるため、スティックやトリガーの劣化を防ぎ、ドリフト現象を大幅に抑えることが可能です。長期間使用しても操作精度が落ちにくく、FPSや格闘ゲームといった繊細な入力が求められるタイトルでも安定したプレイが期待できます。
❷6軸ジャイロセンサー搭載
任天堂Switchにおなじみのジャイロ操作に対応しており、エイム操作や視点移動など、直感的で素早い動作が可能です。スマートフォンやPCでのモーション操作にも対応しており、Switch用ソフトだけでなく、Androidゲームやエミュレータ用途でも活躍します。特にアクションゲームやシューティング系タイトルでは、このジャイロ機能の有無が操作性を大きく左右します。
❸RGBライティング&透明ボディデザイン
コントローラー全体がクリアなボディで、内部が透けて見えるビジュアルデザインを採用。さらに、1680万色に対応するRGBライティングが組み合わさり、ゲーム環境を美しく演出します。光のカラーや点滅パターンは専用アプリで自由にカスタマイズでき、自分好みのゲーミングスタイルを表現することができます。見た目の美しさと個性を両立した設計です。
❹背面マクロボタン搭載
コントローラー背面にはマッピング可能なボタンが2つ搭載されており、好みの操作を割り当てることができます。ジャンプ+攻撃など、複雑な動作を簡単に片手で処理できるため、プレイの効率が格段に向上します。特にFPSやアクションゲームのように反応速度が重要な場面で、背面ボタンは強力なアドバンテージになります。カスタム設定はアプリで簡単に変更可能です。
❺専用アプリによる高度なカスタマイズ
GameSir T4 Kaleidは、Windowsやスマホアプリを通じてコントローラーの細かな設定が可能です。ボタンの再配置、スティックの感度調整、デッドゾーンの設定、振動の強度、RGBライトの発光パターン変更など、ユーザーのプレイスタイルに合わせてフルカスタマイズができます。自分だけの“理想の操作感”を追求したいゲーマーにとって非常に魅力的な機能です。
まず感じたことはスケルトンボディのカッコ良さです。そして内部から光る仕様が感動するくらいカッコイイと個人的には感じました。
GameSir T4 Kaleidのデザインは個性がありスタイリッシュなコントローラーです。またマウスのクリックのようなクリック感のあるボタンが押し心地が非常に良くてものすごく癖になります。
有線しかないというデメリットはありますが、ワイヤレスにこだわりがない人であれば価格と外観、性能のバランスが良くコスパが良いコントローラーです。

▶デザインや外観

❶透明クリアボディ構造
GameSir T4 Kaleidの最大の外観的特徴は、ボディ全体が透明なクリアシェルで構成されていることです。基板や内部パーツが透けて見えるデザインは、メカニカルな印象を強調し、ゲーマー心をくすぐる魅力を放っています。従来のブラックやホワイトの筐体とは一線を画す斬新な外観で、ゲーミングデバイスとしての存在感が際立ちます。インテリアとしての映え要素もあり、PCデスクに置くだけで視覚的に華やかになります。
❷RGBライティング内蔵(1680万色対応)
本製品は美しいRGBライティングを内蔵しており、トリガーやアナログスティックの周囲、ボタン下部から幻想的な光を放ちます。1680万色対応で、発光色やパターンは専用アプリ「T4k App」から自由にカスタマイズ可能。静かにフェードするエフェクトから、激しく点滅するモードまで多彩に対応しており、ゲームプレイの没入感を視覚的にも高めます。暗所でのプレイにも最適で、視覚的にも楽しめる設計です。
❸エルゴノミクス形状(人間工学設計)
手に馴染むよう設計されたエルゴノミクス形状を採用しており、長時間のゲームプレイでも疲れにくいのが特長です。グリップ部分には滑り止め加工が施され、手汗をかいても安定したホールド感を維持できます。重量バランスも絶妙で、過度に軽すぎず、重すぎない設計により、高精度な操作を支えます。フィット感に優れた設計は、ゲーム中の手ブレや誤操作を防ぎ、快適な操作環境を提供します。
❹カスタム対応のボタンレイアウト
GameSir T4 Kaleidは、標準的なABXY配置に加え、背面に2つの追加マクロボタンを搭載。これにより、外観の美しさを保ちつつも、操作性を犠牲にしないデザインが実現されています。ボタン類はすべてクリア素材で統一されており、RGBライトと組み合わさることで、幻想的な輝きを放ちます。十字キーやアナログスティックも精度の高い構造になっており、見た目と実用性のバランスが取れた設計です。
❺ケーブル着脱不可の一体型有線デザイン
本機はあえて無線ではなく、USB Type-Cの有線接続を採用し、ケーブルは着脱不可の一体型設計です。この一体型構造は、本体とケーブルの接合部の故障リスクを低減するとともに、統一感のある外観を演出します。コントローラーの前面からスッと伸びるケーブルは、シンプルながら洗練された印象を与え、デスク周りをすっきりと保ちたいユーザーにも好まれます。RGBやクリアボディと合わせて、機能美の高いデザインです。

【GameSir T4 Kaleid】〖レビュー〗評価と比較
▶ユーザーの評価は?ユーザーレビュー

❶🎮操作性:★★★★★(5.0)
GameSir T4 Kaleidは、ホールエフェクトセンサーを搭載したスティックとトリガーにより、非常に高い操作精度を実現しています。スティックの硬さは絶妙で、長時間のプレイでも疲れにくい設計です。背面ボタンの配置も自然で、誤操作の心配が少なく、FPSやアクションゲームでの使用に最適です。特に、Apex Legendsやストリートファイターシリーズなど、精密な入力が求められるゲームでその効果を実感できます。
❷🧩機能性:★★★★☆(4.5)
6軸ジャイロセンサー、RGBライティング、背面マクロボタン、3.5mmオーディオジャックなど、機能が豊富に搭載されています。専用アプリを使用すれば、ボタンの再配置やスティックの感度調整、振動の強度設定など、細かなカスタマイズが可能です。ただし、一部のユーザーからは、専用ソフトウェアの安定性に関する指摘もあり、改善の余地があります。
❸🎨デザイン:★★★★★(5.0)
透明なクリアボディと1680万色対応のRGBライティングが特徴的で、見た目のインパクトは抜群です。内部の基板が透けて見えるデザインは、メカニカルな美しさを演出し、ゲーミング環境を華やかに彩ります。また、ライトのカラーや点滅パターンは専用アプリで自由にカスタマイズ可能で、自分好みの演出が楽しめます。
❹🛡️耐久性:★★★★☆(4.0)
ホールエフェクトセンサーの採用により、スティックやトリガーの耐久性は高く、長期間の使用でもドリフト現象が起こりにくい設計です。しかし、透明なプラスチックボディは、見た目の美しさと引き換えに、傷や汚れが目立ちやすいという意見もあります。また、落下などの衝撃には注意が必要です。
❺🔋持続性:★★★★★(5.0)
有線接続のため、バッテリー切れの心配がなく、常に安定した電力供給が可能です。これにより、長時間のゲームプレイでも中断されることなく、快適な操作が維持できます。また、入力遅延も最小限に抑えられており、リアルタイム性が求められるゲームでも安心して使用できます。
❻💰価格:★★★★☆(4.5)
約6,000円台という価格帯で、これだけの高機能とデザイン性を備えている点は非常にコストパフォーマンスが高いと評価されています。同価格帯の他社製品と比較しても、機能やデザインの面で優位性があります。ただし、無線接続や一部の高機能を求めるユーザーには、やや物足りない部分もあるかもしれません。
❼😊総合満足度:★★★★☆(4.7)
GameSir T4 Kaleidは、操作性、機能性、デザイン性、耐久性、持続性、価格の各面で高い評価を受けており、総合的な満足度は非常に高いです。特に、FPSやアクションゲームを中心にプレイするユーザーからの支持が厚く、初めてのゲーミングコントローラーとしてもおすすめできます。一部のソフトウェアの安定性に関する課題を除けば、非常に完成度の高い製品と言えるでしょう。
GameSir T4 Kaleidは、透明なデザインと高い操作性を兼ね備えた有線ゲーミングコントローラーで、PC、Nintendo Switch、Androidデバイスでの使用に適しています。特に、精密な操作が求められるゲームジャンルでその真価を発揮します。価格帯を考慮しても、非常にコストパフォーマンスの高い製品と言えるでしょう。

▶他社製品との比較

❶8BitDo Pro 2
✅ 共通点
- マルチプラットフォーム対応:Windows、Nintendo Switch、Androidなどに対応しており、GameSir T4 Kaleidと同様に幅広い環境で使用可能。
- 背面ボタン搭載:Pro 2にも2つの背面ボタンがあり、マクロやショートカットの割り当てができる点で共通。
- 専用ソフトによるカスタマイズ:アプリを通じてボタンのマッピングや感度調整が可能。
❌ 違い
- 接続方式:Pro 2はBluetooth・有線両対応だが、T4 Kaleidは有線専用。
- 外観デザイン:T4 Kaleidは透明ボディ&RGBライティングでビジュアル重視、Pro 2はレトロスタイルで落ち着いた外観。
- ジャイロセンサーの精度:T4 Kaleidのほうが6軸ジャイロ搭載で、モーション操作においてやや優れる。
❷HORI ホリパッド for Nintendo Switch
✅ 共通点
- 有線接続モデル:どちらもUSBによる有線接続で低遅延を実現。
- 任天堂Switch対応:Switchに完全対応しており、特にアクションや対戦系ソフトに強い。
- エルゴノミクス形状:両者とも長時間のプレイでも疲れにくいグリップ形状を採用している。
❌ 違い
- カスタマイズ機能の有無:T4 Kaleidはアプリでの細かい調整が可能だが、ホリパッドは固定設定のみ。
- ライティング:T4 KaleidはRGBライティングあり、ホリパッドは非対応で装飾性に乏しい。
- ホールセンサー:T4 Kaleidにはスティックドリフトに強いホールエフェクトセンサーがあるが、ホリパッドは従来型。
❸PowerA Enhanced Wired Controller for Nintendo Switch
✅ 共通点
- Switch・PC対応:どちらもSwitchとWindows PCで使用でき、Switchゲーマーに人気。
- 背面マクロボタンあり:PowerAも背面に2つのプログラマブルボタンを装備。
- 有線接続で安定性◎:ラグの少ない有線接続方式を採用しており、安定した操作が可能。
❌ 違い
- 素材・外観:PowerAはマットな外装が多く、T4 Kaleidのような透明クリアボディではない。
- カスタマイズ性能:T4 Kaleidは専用アプリありで設定自由度が高いが、PowerAは簡易なマクロ設定にとどまる。
- スティック技術:T4 Kaleidは耐久性の高いホールエフェクトスティックを採用しているのに対し、PowerAは標準スティック。
GameSir T4 Kaleidは、ビジュアル性と高機能を兼ね備えた有線ゲーミングコントローラーとして、8BitDo Pro 2の汎用性、HORIパッドの安定性、PowerAの実用性といった各製品の強みを取り入れつつ、RGBライティングやホールセンサーなどで独自性を打ち出しています。
他社製品と比較しても、「デザイン性」「カスタマイズ性」「高耐久スティック」という点で明確な差別化が図られており、特に見た目と操作性を重視するゲーマーにとっては最有力候補の一つと言えるでしょう。

▶【GameSir T4 Kaleid】〖レビュー〗まとめ

「GameSir T4 Kaleid」は、見た目のインパクトと実用性を兼ね備えたハイパフォーマンスな有線ゲーミングコントローラーです。クリアボディから透けて見える基板と、1680万色対応のRGBライティングが放つ光は、デスク上の雰囲気を一変させる存在感を放ちますが、その魅力は見た目だけではありません。スティックやトリガーにはホールエフェクトセンサーが採用されており、スティックドリフトを防ぎつつ、非常に滑らかな操作性を実現。長時間のプレイでも快適さを損なわず、アクション・FPS・格闘ゲームなど、入力精度が問われるタイトルでも真価を発揮します。
さらに、6軸ジャイロセンサー、背面マクロボタン、3.5mmオーディオジャックなど、ゲーマーにうれしい多機能も搭載。専用アプリを使えば、ボタン配置の変更や振動の強度調整、ライティングのカスタマイズまで柔軟に設定できるため、自分好みの操作環境を細かく作り込むことが可能です。価格も6,000円前後と、機能とデザインを考えれば非常にコストパフォーマンスに優れています。
無線接続に対応していない点は注意が必要ですが、遅延のない有線接続だからこそ得られる安定性と信頼性は、多くのゲーマーにとって大きなメリットです。「高性能」と「美しさ」を両立したコントローラーを探しているなら、GameSir T4 Kaleidはその期待にしっかり応えてくれるでしょう。見た目に惹かれ、使って納得できる──そんな完成度の高い1台です。
純正プロコンが高くて敬遠をしている人とっては、お手頃な価格で性能も純正プロコンと同等なのでおすすめですね♪
